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戦争―失業、貧困、民営化にたち向う労働者の国際的団結を!
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いま世界の帝国主義は、最末期ともいうべきどんづまりの危機に突入しています。その危機の中ですべての労働者人民に対して世界戦争と新自由主義―民営化、失業、貧困、飢餓の攻撃がおそいかかっています。
その全世界共通の攻撃に対して労働者・人民の反乱が燎原を焼きつくす勢いで始まっています。まさに「世界は革命情勢だ」というべき時代に入りました。
5月1日、「イラク戦争当事国」アメリカのILWU(国際港湾倉庫労働組合)とイラクGUPWI(イラク港湾一般労働組合)がともに連帯表明を出し、港を封鎖し、米からの軍需物資輸送を阻止する一方、イラクからの石油搬出を阻止するという画歴史的な闘いが実現しました。米西海岸の29の全港湾とイラク最大の港ウム・カスルなどがストライキで閉鎖されたのです。1886年5・1メーデーにシカゴを中心に35万人がゼネストに決起した以来の闘いです。この闘いで史上初めて8時間労働制を勝ちとりました。私たち3組合が呼びかける11月集会に参加しているILWUローカル10などを先頭にして闘いとられたものです。
韓国民主労総も6〜7月にゼネストに決起しようとしています。インドの首都・ニューデリーで4・24〜25ゼネストが実現しました。イギリスでは公共部門40万人がストに入りました。フランスでは教育労働者の全国スト・高校生の決起、そしてマルセイユ港もストで閉鎖されました。ドイツでは郵便労働者、ベルリン交通局の労働者、保育園、学校、自治体の労働者もストライキにたちあがっています。スウェーデンでは、医療・福祉労働者10万人がストにたちあがっています。同時に中南米、アジア、アフリカ、中東などで食糧暴動が爆発しています。
この世界の労働者の闘いに連帯して私たちは、春闘ストライキに決起しました。そして青年を中心として職場から資本と連合指導部と全面対決する闘いが巻き起こっています。全国17カ所の3・16イラク反戦・全世界一斉デモがうちぬかれ、東京における6人逮捕に怒りが爆発し、職場と地域で団結が決定的に拡大しています。いまや日本の青年労働者・学生を先頭とした闘う労働者の希望は「団結の拡大」です。
このような世界中の労働者の総反乱の中でサミット=首脳会談(アメリカ、日本などの8カ国)が北海道洞爺湖で7月7日〜9日開催されようとしています。まさにこのサミットは総反乱を開始している世界の労働者人民の怒りの集中点です。
首脳会談で何がテーマになろうとしているか。それはあまりにも明らかです。帝国主義の末期的危機のなかで、その犠牲をいかに労働者人民に転嫁するか、争闘戦―世界戦争、新自由主義、そして労働組合破壊のための強盗会議そのものです。
イラク・イラン・アフガニスタンへの侵略戦争、世界戦争推進会議などどうして許せるでしょうか。同時に北朝鮮、中国の体制的危機の中で、米日による東アジアへの新たな侵略戦争策動を強めようとしています。もうひとつは、泥沼的な新自由主義のエスカレーションであり、労働者への競争と分断のもちこみ、失業、貧困、飢餓をもたらそうとするものです。断じて許すことはできません。
サミット粉砕の闘いに職場から総反乱を組織しよう。世界中で闘いが爆発しているように全職場で資本との絶対非和解の闘いに決起しよう。職場権力を握り、ストライキにたちあがろう。労働者階級の階級的団結、国際的団結を全世界に示そう。団結の拡大こそが勝利です。その中心に国鉄・郵政・教労・自治体の4大産別の労働者がたつことです。第二次国鉄決戦に総決起し、JR体制を打倒しよう。1047名解雇撤回、反合・運転保安闘争にたちあがろう。組織拡大をかちとろう。郵政民営化絶対反対、物ダメ闘争にたちあがろう。「日の丸・君が代」反対―不起立闘争にたちあがろう。根津・河原井解雇阻止、米山解雇撤回。自治体「丸ごと」民営化反対、職場から人事評価制度拒否の闘いをまきおこそう。
この職場からの闘いを6・29全国労働者総決起集会に結集させよう。首都をゆるがす大デモをぶち抜こう。闘う学生は、その最先頭で全国学生ゼネストにたちあがろう。闘うすべての労働組合、労働者・人民の皆さんの賛同と参加を心よりお願いいたします。
2008年5月
●集会名称 「サミット粉砕6・29全国労働者総決起集会」
●と き 6月29日(日) 13時〜
●ところ 東京・代々木公園(B地区野外ステージ)