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ライフサイクル粉砕
5・8動労千葉総決起集会へ全力で結集を
5月8日(木)18時〜 千葉市民会館

 職場では「ライフサイクル」の対象者となる40歳以下の運転士の個人面談が始まっている。対象者には事前に「ライフサイクルの深度化に関する面談調書」が渡され、それを記入した上で面談が行われる。

「配転承諾書」だ!

 「面談調書」の記入項目は酷いものだ。あたかも、駅に行くことを自ら認めた形式をつくるために書かせようというのだ。「面談調書」とは言うが、実際は、「駅への配転の承諾書」に等しいものだ。
 まず、「駅への異動時期について」という記入欄があるが、「@今年度、A早い時期(概ね1〜2年)、B数年後(概ね3〜4年)、C将来(概ね5〜10年)、Dいつでも」となっており、そのどれかに〇をつけなければならない。
 次に希望する地区について記入する欄があり「第一希望、第二希望、第三希望」を書くか、「どの地区でも可」という欄に〇をつけるようになっている。しかも、「どの地区でも可」を選ばない場合は「第三希望まで記入して下さい」と指定されている。

書いてはいけない

 これでは、駅への配転を承諾するだけではなく、「どこに飛ばされても結構です」と会社に白紙委任を与えるようなものだ。
 会社は、駅への配転を、絶対に紛争事案にさせないために、東労組と手を結んで労使協定化し、本人に「承諾書」を書かせて、二重に担保しようとしているのだ。逆に言えば、会社も、ライフサイクルはそれほど酷いものだということ、現場の怒りが沸騰するものだということを、承知の上で現場に強制しようとしているということである。
 東労組は、組合員が一人ひとり会社から呼ばれ、こんなものを書かされようとしているのに、全く無方針で放置している。こんなことは絶対に許されない。何が「大きな成果」だ!。
 こんな「承諾書」は絶対に書いてはいけない。「われわれはこんなものを認めていない」「絶対反対だ」と、一人ひとりの怒りの声を表明しよう。

動労千葉には適用できないはずだ!

 JR東日本は、かつて「シニア協定」の取り扱いをめぐって、「少数組合の交渉権を尊重しなければならないから動労千葉の組合員に適用することはできない」と言って、組合員の定年退職後の再雇用を拒否した。
 この対応からすれば「ライフサイクルの深度化」も、動労千葉の組合員には適応できないはずだ。この点について、会社は未だ明確な解答をしていない。それどころか、動労総連合には「覚書き」の内容すら未だ提示しようとしていない。その意味では、われわれに「ライフサイクル」を適用するなど、絶対出来ないことだ。
 こうした状況の中で、もし動労千葉の組合員を駅に不当配転するようなことを強行しようとするならば、われわは断固として闘いに立ち上がる。

本当の狙いは何か

 ライフサイクル攻撃の本当の狙いは何か。会社の経営幹部たちが、JR東日本という会社、そこで働く労働者をどうしようとしているのかを真正面から見すえなければならない。
 すでに打ち出され、東労組が裏切り妥結しているように、JR東日本は、駅・営業職については、全部外注化=契約社員化かる計画を進めている。直営で残るのは管理者と、今回配転の対象となる輸送職だけだ。
 この21年間、会社は、輸送職の養成を完全に放棄してきた。首都圏7支社で、40歳以下の輸送職が150名という現実がそのことを明確に物語っている。
 今後、営業職がどんどん契約社員に置き換えられたらこの現実はもっと深刻化する。結局会社は「これからは営業職は契約社員、輸送職は基本的に全部運転士で回す」という方針だとしか考えられない。その行き着く先は「現場でJRの正社員として残るのは運転士だけ。だから運転士は『何でも屋』になってもらう」という結果だ。
 実際、「営業職は全部契約社員」ということを進めていけば、駅 車掌 運転士という現在の昇進経路すら維持できなくなる。そのときに、一体どうやって運転士を養成しようと考えているのか知らないが、行き着く先は、「駅だろうが、車掌だろうが、運転士は何でもやれ」となることは明らかだ。今回の「ライフサイクルの深度化」は、そうした攻撃の第一歩だ。

万全のスト体制を

 こんなことをやり続けたら安全はどうなるのか、技術継承はどうなるのか、われわれの労働条件はどうなるのか。
 こんなことは絶対認められない。われわれは、すべてのJR労働者の問題だと捉えてライフサイクル攻撃粉砕の闘いに立ち上がる。ともに闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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