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改憲・戦争・貧困・格差社会をぶっ飛ばせ!
闘う労働組合の全国ネットワークをつくろう!
11・4労働者総決起集会報告A

 11・4全国労働者総決起集会は、動労水戸・高野副委員長、福祉労働者連帯ユニオン・永野さんの司会ではじまり、最初に全国金属機械港合同の中村副委員長が、
「今年で本集会も10年目を迎え、区切りの年として過去の総括と今後の闘いの具体的な方針を打ち出す集会としたい。アメリカ・韓国の海外代表の本集会への出席に感謝申しあげ、世界の資本主義のグローバリズムに対し、国際連帯で闘うことを誓いあおう」と開会のあいさつをおこなった。

連帯のあいさつ

国労5・27臨大柳争弾圧を許さない会発起人代表  佐藤昭夫弁護士
憲法と人権の日弁連を目指す会代表 高山俊吉弁護士
三里塚芝山連合空港反対同盟事務局次長 萩原進
とめよう戦争へ道!百万人署名運動事務局長 西川重則

国労5・27臨大柳争弾圧を許さない会発起人代表
 佐藤昭夫弁護士

 権力と資本による労働組合潰しがこれほど進んでいるのに、国労だけでなく、多くの組合は声を上げることさえできないでいます。日本が守らなければならない最も根本的な国際公約は、戦争と武力行使の放棄。そのために戦力を持たないと宣言した戦後の日本国憲法です。またそれを実現するための人間らしい生存の保障、それを支える団結権の保障です。これをすべてご破算にしようとするのが現在の権力側の急速な動きです。これを許しておけば、日本はまた戦前・戦中に戻る。
 去年のこの集会で、韓国民主労総のキムチャンソプさんは、「われわれ労働者は、国境を廃棄します。」と宣言しました。私たちも、これに心の底から同意します。5・27弾圧に打ち勝つには、あらゆる労働者、人民の闘いと結びつかなければならない。今日の全国総決起集会は、その結びついた力を目に見える形で示してくれました。

憲法と人権の日弁連を目指す会代表 高山俊吉弁護士

 闘う労働者・労働組合を中心に、あらゆる人々が、職場を越え町を越え川を越え国境を越え海を越えて手をつなぎ立ち上がるときがきました。
 裁判員制度について報告をさせていただきます。赤紙で裁判所に動員し、お国のために一身を捧げる人間をつくる政策は戦時司法体制作りそのものです。多くの弁護士が裁判員制度粉砕行動の先頭に立ち、裁判員制度の準備はすでに見事に破産しています。
 司法改革は、立ち上がり行動する弁護士とその結集に対する攻撃であり、それは政府・支配階級の改憲攻撃の明確な一環です。私たちは弁護士を切りつける刀の切っ先が人民の心臓を深く貫くことを知っています。私たちが、闘う労働者・労働組合・労働運動と連帯し、腹からの怒りをもって決起する理由はそこにあります。私たちは、命がけで、しかし痛快に闘います。力を合わせましよう。

三里塚芝山連合空港反対同盟事務局次長 萩原進

 私たち三里塚の闘いは、今年で42年目に突入しています。空港は42年たっても完成していません。私たち三里塚の農民は、改憲と戦争の道を止めるために、再び全ての皆さんとひとつになって闘う時がきたことを訴えたいと思います。
 今三里塚では空港敷地内に住む市東孝雄さんへの農地収用攻撃が始まっています。政府はいま「農地法」を使って市東さんの農地を取りあげようとしている。反対同盟は市東さんの農地を何がなんでも守ります。
 もう一つは、政府・財界の新
農政です。自動車など大企業の輸出先を確保するために、政府はこの国の農家の9割以上を潰すと言っています。いわゆる民営化攻撃と、農業切り捨てはひとつの問題だったのです。あの参議院選挙を見てください。全国の農村は、農民一揆寸前の状態です。
 労働者と農民の敵は同じです。だからこそ、労働者と農民は連帯して闘わなければならないのです。ともに闘いましょう!

とめよう戦争へ道!百万人署名運動事務局長 西川重則

 百万人署名運動は、「とめよう戦争への道!」を合言葉に、十年前の1997年9月22日に発足しました。その翌日、日米政府は、戦争を想定した日米新ガイドラインを決定しました。その中で日米両国は「武力による安全保障」を公然と宣言したのです。それは、日本国憲法第九条を踏みにじる宣言でした。
 そのような反憲法的政治状況が強まる中で、有事立法やイラク戦争、沖縄新基地建設や憲法改悪に反対して私たちは闘い続けてきました。私たちの取り組みは、究極的に、戦争を止め、地球の平和の創造に資すると確信しています。国境を越えた民衆の連帯が戦争を阻止する道です。
 日本の労働者民衆は、安倍内閣を倒しました。しかし福田内閣も、憲法改悪と戦争に向かっています。戦いは、いよいよこれからです。沖縄県民大会の成功に続いていきましょう。
 9条改憲反対署名の100万筆達成のために、共に闘ってくださることを心からお願いして、連帯の挨拶とします。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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