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団結を固めて断固としてストに突入!
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壇上にずらりと並んだ館山・木更津支部組合員
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最強の新生支部の結成が我々の回答だ!
「館山運転区・木更津支区廃止反対、国鉄1047名解雇撤回、ライフサイクル提案撤回、07春闘スト貫徹総決起集会」が、3月17日、千葉市文化センターにおいて、ストライキに起ちあがった全支部の組合員を先頭に300名の総結集で開催された。伝統ある職場の廃止攻撃に対する怒りが、会場に入り切らない総結集となった。
「より強い動労千葉に生まれ変わった」 ─田中委員長あいさつ
スト貫徹集会は、君塚副委員長の開会あいさつではじまった。
冒頭あいさつに起った田中委員長は、「動労千葉は、本日、運転士については、泊り勤務者から、地上勤務者については13時からストに入った。3日間のスト貫徹を打ち固めたい。ストの最大の眼目は、館山・木更津廃止という組織破壊攻撃に対する闘いにある。3月18日をもって、館山運転区は幕を降ろすことになった。館山は、1919年の創立から、88年、幾多の先輩が汗を流し血を流して守ってきた拠点だ。分割・民営化反対闘争で笹生さん、塩崎さんが不当解雇されるなど、闘って職場を守ってきた。7月6日の提案以降の九ヵ月間の闘いに、その当該である館山支部、木更津支部が起ってくれた。われわれは不当配転に反対して闘ってきたわけではない。明日まで絶対反対の闘いを貫徹する。時代は変わってきている。運転区廃止に地元は絶対反対の声をあげた。市長や自治体、観光協会をはじめ地元とともに闘う中心に労働組合が座ったとき、それはいまの社会のあり方を変えていく大きな力となることをわれわれ自身も再認識した。なぜなら、われわれには列車を運転できる力があるがJRにはないからだ。これはJRだけでなく社会全体も同じことだ。
また、われわれがどんな戦術でも可能となったのは、現場の闘いがあったからだ。より強い動労千葉に生まれ変わったことを再確認した。明日は、館山支部解散大会、そして新生木更津支部の大会を行なう。最大の闘いは明日だ。組織破壊攻撃との闘いである以上、最強の体制を作るということだ。平成採労働者の職場での反乱も、この闘争の渦中で形成されつつある。街頭宣伝では支援の声ばかりだ。安倍の醜い姿−憲法改悪、労働法制改悪、どこまでやったら気がすむのか? 労働者が明日もおとなしいとは限らない。何の前ぶれもなし車掌が駅に配転されている。こういう状況の中で、われわれは団結を守りぬいたのだ」と、獲得した地平を全体に明らかにした。
現場の闘いが不当な配転を阻止した力だ
続いて、館山支部・堀江支部長、木更津支部・佐野支部長ら当該から「廃止反対闘争を闘いえたのは団結の力だ。迫力ある区長追及行動などが不当な配転を実力で阻止した」、「内勤廃止に関して入換訓練の問題、実際、構内事故に結びつく危険性を指摘し、運転士ひとりでの強行を事実上阻止した」など、現場の闘いが闘争をつくりだしていった報告に大きな拍手がわいた。
次に、三里塚芝山連合空港反対同盟・北原事務局長より、「労働者が闘わなければ生きていけない時代。労働者と農民の連帯が世界の平和を導きだす。動労千葉のストを拍手をもって共に闘いたい」と発言を受けた。「こういう時代だからこそストが必要だ」と声をかけてきた人など、街頭宣伝での大きな反響と、米、英からの連帯声明を、動労千葉を支援する会・山本事務局長が報告。続いて交渉報告が、東日本について小倉執行委員より、貨物での交渉について大竹貨物協議会議長より行われた。
今次、07春闘での方針提起に長田書記長が起ち、「@、整然とストを貫徹してもらいたい。館山・木更津両支部長の発言を聞き、闘争の過程で成長したと感じた。団結した自信と確信が伝わってきた。A、8ヵ月間の闘いを築きあげ、明日、基地は廃止されるが、確実に当局を追いつめた。B、しかし攻撃の核心は引き続き残っている。新たな体制で闘っていきたい。C、1047名闘争を、原点である解雇撤回を掲げて闘い抜きたい。」などの提起を行い、当面する勝浦市議選勝利に向けた取り組み、イラク反戦の闘い、三里塚現地の闘いなどを訴えた。
各支部代表のあいさつでは、現場の迫力ある生の闘いがつぎつぎと出され、職場でおこっていることが全体化された。
館山・木更津という伝統ある動労千葉の拠点支部を破壊する今回の基地統廃合攻撃は、まさにそのはじまりだ。われわれは、その初戦に勝利の展望を築きあげた。闘いの指標を導きだした。労働者の団結の力こそがあらゆる戦術を可能にする。いざ、3・17〜19ストを貫徹しよう!