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怒!全組合員の団結・総決起で館山運転区―木更津支区廃止許すな!
1・16動労千葉総決起集会に結集を

運転士送り込みを許すな!直ちに闘争体制の確立を!

 1月16日、館山運転区・木更津支区廃止阻止に向けた総決起集会−千葉支社抗議行動に結集しよう。
 廃止攻撃をめぐる組織攻防戦はすでに始まっている。木更津運輸準備区には、すでに4名の東労組の運転士が送り込まれているのだ。廃止しようとする館山運転区に働く仲間たちを無視し、「新運輸区」から動労千葉を排除するためだけの人事だ。こんなことは絶対許されない。事務係の兼務発令まで、現木更津支区ではなく、津田沼車掌区の事務係だ。意図は明白になった。
 この事態に対し、本部は5日に執行委員会を開催し、また館山支部は9日に執行委員会を開催して、直ちに争議行為の予告通知を行い、闘争体制を確立することを確認した。

何のための新運輸区だ!

 職場の廃止は最大の団結破壊攻撃だ。北条機関区と呼ばれた時代から何十年もの間、われわれが守り続けてきた団結の砦を破壊し、バラバラにして配転しようというのだ。しかも館山は、国鉄分割・民営化の嵐の中で、2名の不当解雇攻撃を受けながら、団結を守りぬいた支部だ。また木更津は、分割・民営化の直後、徹底した支部破壊攻撃を受け、執行部のほとんどが強制配転される状況の中をくぐりぬけて、団結を守りぬいた支部だ。その団結をバラバラに解体しようというのだ。
 しかも、館山運転区、現木更津支区を潰して木更津に新たな運輸区をつくらなければいけない合理的な理由など何もない。昨年末にだされた行路・要員提案を見ても、当局的な意味でも「効率化」にすらなっていない。木更津運輸区の行路は、館山や千葉への長距離の便乗が発生するなど、非効率的なダイヤだ。内房線の中間点に運転基地をもってくれば、当然のことである。結局、木更津・君津以南は切り捨ての対象とするということだ。

ディスティネーションキャンペーンの最中に!

 2月1日から4月30日まで、県をあげて「千葉ディスティネーションキャンペーン」が行なわれる。内房線に蒸気機関車を走らせるなどの観光客誘致キャンペーンが予定されているが、JR千葉支社は、その最中の3月18日に「君津以遠は乗客数が激減している」ことや「将来的な輸送体系の変化」を理由として、館山運転区を潰そうというのだ。原田支社長は自らディスティネーションキャンペーンの副会長をやっている。表向きには観光客誘致の華々しい宣伝をしながら、ハラの中では、将来的に内房線のさらなる列車削減を行なうために、キャンペーンの最中に館山運転区を廃止するのである。よくもこんな裏腹なことができるものだ!これでは、ディスティネーションキャンペーンも、逆に、「これだけ努力したのに乗客が増えないから列車を削減せざるを得ない」という理由をつくるために利用しているようなものだ。

昼間帯の特急を復活させろ

 沿線自治体や観光協会の強い要望は、キャンペーンのときだけ何本かの蒸気機関車を走らせるようなことではなく、廃止してしまった昼間帯の特急列車を復活してほしいということである。JRは、現場に働く労働者も、沿線の住民も、全てをナメきっている。
 内に向けては組合潰し。外に向けては鉄道の公共性をかなぐり捨てて、ひたすら利益優先で突っ走る。しかもそのことを指摘すると、「乗客が減っているのはJRの責任じゃない、沿線の自治体にも責任がある」と言わんばかりのごう慢な対応である。
 しかも会社内では、『週間現代』に書かれたような腐り切った現実が支配し、さらには、尼崎事故や羽越線事故、レール破断が4年連続で頻発するような非常事態が続いている。「安全の崩壊」についても、レール破断を「ひび」と発表するなど、事実を事実として明らかにし、本格的な安全対策を行なうのではなく、ひたすら隠ぺいしようという対応だ。こんなやり方は絶対に許せない。
 館山運転区、木更津支区廃止反対に向け、直ちに闘争体制を。1・16総決起集会−千葉支社抗議行動に集まろう。

館山運転区、木更津支区廃止阻止
1・16動労千葉総決起集会−千葉支社抗議行動に結集を
◇1月16日 18時
◇DC会館/大会議室
闘いの方針と、水野元副委員長(勝浦市議)の講演
併せて、勝浦市議選必勝に向け総決起を

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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