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教育労働者の不起立闘争に連帯し、「日の丸・君が代」の強制に反対しよう!

05春闘と一体の闘いとして不起立闘争に連帯して闘おう

「教育基本法の改悪反対・『日の丸・君が代』の強制を許さない2・6総決起集会」が都教委包囲首都圏ネットの主催で開催され全国から950名の闘う教職員や労働者が結集した

 2月6日、東京の日本教育会館において、「教育基本法の改悪反対・『日の丸・君が代』の強制を許さない2/6総決起集会」が開催された。
 集会は、都教委包囲首都圏ネットの主催で行われ、全国から950名の闘う教職員や労働者が結集し日の丸・君が代の強制に反対する熱気溢れる集会として勝ちとられた。
 この間、全国を駆けめぐって教育基本法反対を訴えている高橋哲哉さん、三宅晶子さん、大内裕和さん、小森陽一さんの4名をはじめ、多くの教育労働者、国労争議団、保護者からのあいさつがあり、決意表明では、昨年の不起立闘争の被解雇者、予防訴訟の原告、養護学校、小中学校の被処分者、高校の被処分者の決意表明がされた。
 とりわけ、都立高校の被処分者は、「今年は戦後60年の節目の年。石原・小泉を追いつめて勝利したといえるよう全力で闘いたい」と今年の不起立闘争にかける決意を語った。
 最後に闘いを継続する決議を全参加者の拍手で確認し終了した。

「日の丸」・「君が代」強制に抵抗する闘いを継続する決議

  「10・23通達」以後、2度目の卒業式・入学式が一ヶ月後に迫っています。
 石原都知事は、取り巻きの右派勢力を都教委の中心にすえ、昨年度総力をあげて「日の丸・君が代」を強制しようとしました。しかし、200名を越える不起立者をはじめとする教職員の闘いや生徒・保護者・市民のさまざまな抵抗によって、その目的は達成する事ができませんでした。
 都教委は、不起立者を処分するだけでなく、思想的な屈服をせまる「再発防止研修」なるものを強制し、さらに生徒への「君が代」起立・斉唱指導を職務命令でやらせようとしています。昨年12月に町田市教委が出した”君が代斉唱にあたっての声量指導”の「通知」は、そうした彼らのねらいを明瞭に示しています。
 彼らの今回の目標は、まず不起立者を可能な限りゼロに近い数に押さえ込む事によって教職員の抵抗の意志を徹底して押しつぶすことです。そして、職務命令により斉唱指導を行ったという形を作らせることです。この二つを達成することによって、教職員・生徒・保護者全員の「君が代」の起立・斉唱の完全実施を実現しようとしているのです。
 それは、これを足がかりにして、全面的な「愛国心教育」へと教育の管理統制を強めていくことにあります。「お国のために喜んで死ぬことができる人間」造りを国にさきがけてしようとしているのです。これは、教育基本法と憲法を改悪し、戦争のできる国づくりをしようとしている勢力のねらいと軌を一にしています。
 このような危険な動きを私達は許すことができません。
 したがって、今回の卒・入学式に向けた私たちの闘いは、まず第一に、不起立や「斉唱指導」の職務命令をはじめとする教職員の不服従と抵抗の闘いを継続し拡大することです。第二には、生徒・保護者、市民・知識人・労働者らもこの闘いに連帯し、広範な「日の丸・君が代」強制反対運動を発展させることです。そして第三に、私たち全体が教育基本法・憲法改悪阻止の全国的な闘いに結集し、その先頭に立つことです。
 予防訴訟及び卒・入学式での東京の教職員の不起立の闘いは、都教委や右派勢力に対して大きな衝撃を与えると同時に、全国の人々に勇気と励ましを与えました。それは、教職員の闘いがひとりひとりの「自覚と決断」のもとにおいて行われたからです。そうした人々の出現を、石原や横山都教委は何よりも恐れているのです。この「自覚と決断」の意味を、本日ここに結集したすべての人々で共有していこうではありませんか。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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