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10月ダイ改で問題噴出!
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館山運転区12行路。日勤で乗務キロ347.6km。12:28始業、22:09終業で、拘束時間は9時間41分。東京2往復など館山運転区開設以来初めてのことだ。こんな行路を認めたら、運転士は殺されてしまう。絶対に認めることは出来ない。 |
10月16日に実施されたダイ改に対して、各職場から怒りの声があがっている。あまりにもひどい、デタラメだという声だ。
例えば、館山運転区では別掲のような行路ができた。日勤で347・6q、東京を二往復する。拘束時間も10時間近い。前代未聞の行路だ。「泊行路よりきつい」「二つ分の行路をひとつにしてしまったようなものだ」という怒りの声が上がっている。
その他にも館山では、深夜0時46分から木更津で入換作業を行い、1時25分に終了、1時33分に電話点呼を行なって就寝、朝6時には起きて6時17分に点呼を行なって乗務という行路もできている。
あるいは千葉転では、勝浦駅折返し5分、大原駅折返し5分などという行路ができた。 いずれも人間の生理的限界をこえてしまっているような行路だ。こんなスジを設定して平然としている連中の気がしれない。
しかもこれはあまりにひどい労働強化だというだけではない。今回のダイ改では、乗務キロの増は千葉支社管内全体で61qにすぎない。波動要員は減らされたものの要員も減っているわけではない。スジ屋にまともな能力があれば、こんな行路ができるはずはないのだ。
実際、信じられないようなミスが多発している。車掌がレピーターが見えないようなところに停目を設定してしまい、ダイ改後あわてて変更したり、入換信号機が見えないような箇所(木更津駅下本)に入換作業が設定されていたりという事態が相次いでいる。木更津駅下り本線は、旧国鉄時代から入換には使われていなかった。今のJRでは安全に関するそのような初歩的な引き継ぎすら行なわれなくなっているのだ。
こんな現実のなかで運転保安が確保されるはずなどありえない。もちろん問題はここにあげたものだけではない。われわれは10月ダイ改の諸問題について徹底的に追及する決意だ。千葉支社は直ちに仕業緩和を行なえ。各支部は様々な問題をすべて本部に集中してほしい。運転保安確立−仕業緩和に向けて新たな闘いに起ちあがろう。