03春闘 パンフ No.2 |
◆03春闘 パンフ No.2 |
■ ■ ■ ●大幅賃上げ獲得! めざせ春闘の復権! 国鉄千葉動力車労働組合 |
目次
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T はじめに
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U 革マル結託体制の崩壊が始まった |
V JR総連・革マルの犯罪 |
1 ウソとデマ! 真実は語る |
X 今こそJR総連と決別し、ともに闘おう |
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1 自らの未来は自らの手で JR総連の革マル支配、会社と革マルの結託体制がついに崩壊・瓦解しようとしている。多くの若い仲間たちが、JR総連の革マル支配に我慢のならない不満を抱えている。しかし、昇進差別や配転など会社と一体の不当な職場支配のなかで、その怒りの声は、JR総連との決別という決断に到らず、封じ込められてきのも事実である。 2 03春闘をともに闘おう! 03春闘をめぐって、日本経団連は全面的な賃下げを宣言した。すでに富士通が賃下げを公表し、トヨタ、三菱自動車が「定期昇給の完全廃止」をマスコミ発表している。 |
1 逮捕・家宅捜査事件の本質(1) 権力側の意図は革マル結託体制の清算 昨年11月、浦和電車区で起きた東労組による「退職強要−脅迫事件」を理由として、7名の組合員が逮捕され、職場・会社施設、東労組本部・支部・分会事務所、組合員宅などが一斉に家宅捜査されるという事件が起きた。 (2) あまりに異常なこの現実 国鉄分割・民営化攻撃は、「国鉄再建」に名を借りて、わずか4〜5年の間に20万人もの国鉄労働者の首を切り、あわせてその過程で、労働者の団結を徹底 (3) 動労千葉の基本的立場 この間も明らかにしてきたように、われわれは、労働組合の基本的な立場として、断じて警察権力の側にくみするものではない。たとえ、逮捕・捜査の対象が会社の手先となり、労働者の権利を売り渡す先兵になっている東労組・革マルであろうと、JR連合や国労の一部役員のように、今回の警察の動きを手を叩いて喜ぶような対応は労働組合として絶対にとってはならないものだ。 2 8名の本部執行部辞任と、おぞましき内部抗争(1) 内部崩壊!松崎が嶋田らを追放一方、逮捕・家宅捜査問題でJR東日本の革マル結託体制に激震がはしる最中、11月3日にJR東労本部執行部8名(別掲)が集団辞任し、JR総連本部企画部長・新妻が統制処分されるという事件が起きている。
東労組を牛耳る革マル同士で、いわばドレイ頭の座をめぐって内部対立をおこし、嶋田らのグループが松崎に蹴落とされ、追放されたのだ。 (2) 組合員不在の醜悪な内部対立松崎グループの主張 ▼嶋田らは、飲み屋で「何で委員長は角岸なんだ。どうして嶋田じゃないんだ。 何で顧問は口をだすんだ、どこかに行っててくれればいいんだ」とわめきち らした。 嶋田グループの主張 ▼顧問(松崎)は常にトップの位置に居ないと気がすまない。自分よりも上に行 く人を次々と蹴落とした。松崎は逆らう奴は許さないという姿勢だ。結局東 労組はMの“私党”になっている。
(3) 抗争から見えてくるものは?この内部抗争から見えてくるものは、次のような、革マル支配の驚くべき実態と危機である。 @「『松崎後』の委員長は当然俺だ」と考えて、これまで以上に会社との癒着関係を深めていた嶋田らに対し、会社との関係でも、組合内においても利権や権力が失われることに危機感を募らせた松崎が、特有の陰湿な手段を使って猛然と巻返しをはかり、嶋田らを事実上追放したこと。 (4) 「松崎支配」の崩壊! この事態が示しているのは、第一に、ついにJR総連−東労組の松崎支配が崩壊しはじめているということだ。 (5) 危機と腐敗・・利権の巣窟と化した東労組 第2に、この抗争から見えてくるのは、腐敗の極致とも言うべき東労組の実態である。 |
1 最大の裏切りは出発点にあった(1) 国鉄労働者20万人首切りの手先に 何といっても、JR総連・革マルの最大の裏切りはその出発点にある。JR総連の前身は旧動労本部だ。国鉄が分割・民営化されたのは一九八七年だが、松崎率いる旧動労は、一九八五年にそれまで掲げていた分割・民営化反対の方針を突如として転換し、政府の手先となったのでである。 (2) すべての労働者の権利を売り渡す しかもこのときの裏切りの意味はそれにとどまるものではなかった。 2 JRにおける大合理化の手先(1) 労働組合とは名ばかり−−すべての合理化を丸呑み この点はもはや多く語る必要はないだろう。この14年間、どんな合理化攻撃であろうが、どんな要員削減攻撃であろうが、どんな労働強化攻撃であろうが、安全や運転保安を脅かす攻撃であろうが、JR総連・革マルは、会社から提案された攻撃を言うがままにすべて丸呑みし、それを労働者に強制する手先となってきた。つまり忠実な第二労務課の役割をはたし続けているだ。労働組合が何ひとつ抵抗しない。どんなことだろうと、提案すればすべて通る。会社にとってこんな都合のいいことはない。 (2) 全面外注化−シニア制度を裏切り妥結 しかも、こうした裏切りは、ニューフロンティア21(東日本)や、ニューチャレンジ21(貨物)などが出されて以降、さらにエスカレートしている。たんにこれらの合理化攻撃、JRのあり方を根本から変えてしまうような大リストラ攻撃を丸呑みするというにとどまらず、会社以上にそれを積極的に、前面たって推進し、労働者に強制する先兵になっているのだ。意図は明らかが、会社との癒着関係が揺らぎはじめているのを、こうしたやり方で何とか維持し、「使い捨てないでくれ」と嘆願しているのだ。その結果、どれほど労働者が犠牲になるのかなどは、全く眼中においていない。 (3) JR貨物におけるこの現実! JR貨物ではもっとひどいことが行なわれている。日貨労委員長・緒方は、ニューチャレンジ21合理化攻撃について、「これは会社ではなくわれわれがつくりあげたものだ。これを本当の実行計画にするのがわれわれの任務だ」と、機関紙や大会の場で公言している。
まさに会社の先兵だ。大井〜稻沢は乗務距離にして370qある。会社も言わないうちから、こんなどんでもないロングランを労働者に強制しようとしているのだ。今こそ怒りの声を叩きつけなければならない。 3 賃下げと賃金制度解体の手先(1) 黙っていたら定期昇給もなくなる 合理化問題ばかりではない。JR総連・革マルは賃下げ攻撃を全面的に容認し、賃下げの手先になろうとしている。 (2) 若者こそJR総連の裏切りに怒りの声を! とくに賃金の低い若者にとってこれは深刻なことだ。何年働こうが、これからはろくに賃金は上がらないということを組合が認めてしまったのだ。 4 陰湿きわまりない職場支配(1) この異常な革マル支配を打破しよう JR東日本では、東労組の革マル系役員によって、組合員に対する異常な支配が続いている。陰湿・陰険としか言いようがないものだ。 (2) この現実を黙っていていいのかしかも、動労千葉の組合員は、ただ動労千葉の組合員だというだけで、十数年前に運転士から強制配転された仲間たちが、今も駅に塩漬けにされつづけている。運転士の資格をとったきり、今の十数年たつ今も運転士発令を行なわず、ハンドルをもつことすらできない仲間もいる。昇進試験でも徹底した差別が貫かれ、誰よりも仕事を知っているにも関わらず、主任試験も、検修職場では指導職試験にも合格させないのが現実だ。こうしたことをすべて東労組・革マルが会社と手を組んでやっているのだ。自分に火の粉が降りかかるからといって、こうした現実を黙っていていいはずはない。きつい言葉で言えばそれは卑劣な行為だ。「一人は万人のため、万人は一人のため」・・・これが労働者の魂であり、労働組合の原点である。多くの力を結集すれば恐いものはない。職場からの怒りの声で東労組の我慢のならない支配を打破しよう。 5 「平和のとりくみ」というペテンと欺瞞 最後に、JR総連が錦の御旗のように掲げる「平和のとりくみ」について簡単 |
われわれは、東労組千葉地本定期大会での小林克也発言を断じて許さない。「石もなげられ、竹竿で殴られもしました。だから千葉労許せないんです。指を折られたり、頭を割られたりいろんな人がいます。そして当局とはベタベタやっていたんです。………私はそういうものを許さない。だから千葉労は絶対潰すつもりでいます」という小林の発言が、完全なウソとデマで塗り固めたものだからだ。デマどころかこれは、旧動労本部が動労千葉に対してやってたことだ。黒を白だといって資本と手を結んで動労千葉に襲いかかろうというやり方はまさにファシズムそのものだ。われわれは、デマを唯一の根拠として「千葉労は絶対潰す」などと叫びたてる卑劣なやり方を断じて許さない。 1 ウソとデマ! 真実は語る東労組を牛じる旧動労・革マルが一体何をやったのか、われわれは事実をもって反論する。この発言は、動労千葉が、革マル支配に抗して旧動労本部から分離・独立したときのことを指していると思われる。しかしそれが全くのデマであることは、当時の新聞記事などを見れば明らかだ。 千葉日報(1979・4・18)
朝日新聞(1979・4・13)
これらの新聞記事は、いつものやり方で「国家権力のボーリャクだ」とでも言うつもりなのか!
2 自らの危機を動労千葉への攻撃に転嫁 このとき、東労組千葉地本は、1千万円もの組合費の使込みが発覚し、新小岩支部を解散するという組織的危機・腐敗に揺らいでいた。小林はウソを並べて動労千葉を攻撃することで、この現実から目をそらせようとしたのである。それ自身が腐りきった卑劣なやり方だ。 |
1 本物の労働組合をつくりあげよう JR総連の革マル支配、会社と革マルの結託体制がついに崩壊・瓦解しようとしている。なぜわれわれはJR総連と決別しよう、と強く訴えるのか。 2 団結の力こそが社会を変える! 全面的な賃下げ、定期昇給の見直し、労働者の権利と労働条件を保護するための法律であった労基法に「解雇は原則自由」という条文がもり込まれようとしている事態、終身雇用は全労働者の10%程度にし、残りは全て不安定雇用に突き落とそうという財界の側の画策、吹き荒れる大リストラ、………03春闘を前に、労働者の権利・雇用・賃金、そして社会的な地位に決定的な一撃が加えられようとしている。JRもこうした流れにのって、弱肉強食の論理をふりかざして突っ走ろうとしている。 ------------------------------------------------------------------ 参照リンク 日刊「動労千葉」5588号(革マル結託体制の崩壊B) |
03春闘 ストライキ | |||
3月27日(木) |
3月28日(金) | 3月29日(土) | 3月30日(日) |
初日 |
2日目 03春闘勝利 スト貫徹 動労千葉総決起集会/(午後1時、千葉県労働者福祉センター) |
3日目 春闘総行動 3・29 03春闘勝利! 労働者集会(代々木公園)へ |
最終日 三里塚3・30全国総決起集会へ参加 |
ストライキを決行! | 400名の結集で集会と支社デモを闘う | 1600名の参加で集会とデモ | 労農国際連帯 |
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