腐れ果てた古い政治はいらない
北原鉱治(三里塚芝山連合空港反対同盟事務局長)
新自由主義は、労働者人民の生活を破壊し、農民と農業を根底から崩壊させ、青年学生からは表現の自由を奪い、未来を奪っています。のみならず、世界に戦争をもたらしている元凶です。
成田市三里塚で、農地を守り、軍事空港建設反対を貫く反対同盟の2人の同志を国家権力は先般、不当逮捕しました。市東孝雄君は「良い経験になりました。今後ますます闘志を高めて闘います」と語っています。弾圧で三里塚闘争は絶対につぶせません。それが43年間の歴史なのです。「権力よ、思い知れ!」と言いたい。
鍋釜をつくり、運輸・通信を担う労働者と生きるためにはなくてはならない食料を生産する農民が団結すれば、後は何が必要なのですか。もう腐れ果てた古い政治はいらないのです。新自由主義をうち倒し、新しい社会をつくりましょう。全国運動の目標はそこにあると思います。
大野義文(元安芸労働基準監督署長)
前原・国土交通大臣の談話は憤りをもってしか読めない。分割・民営化は、国の犯罪行為でしかない。組合をつぶし、国家財政を乗っ取り、地域と生活を破壊し、労働者とその家族の生存と尊厳を壊し、民営化の中で多数の自殺者、事故を出した。尼崎脱線事故を前原は忘れたと言うのか。前原の「国鉄改革の完遂に全力を挙げる」の文書は犯罪行為の上塗りだ。
手嶋浩一(元国労九州本部書記長)
苦渋の選択を強いられた904名の闘争団員を責めないでください。国鉄分割・民営化にあくまで反対して決起されたみなさんの勇気を称賛し、ともに闘いましょう。
花輪不二男(世田谷地区労働組合協議会顧問)
労働争議の解決には定式がありません。しかし、国鉄1047名の解雇撤回闘争については、国家的不当労働行為が立証され、24年に及ぶ苦闘の歴史が物語るように解決責任は国側にあることは明白です。なぜ偽装倒産に等しい国鉄「民営化攻撃」で「国の責任が問われず、新会社への就職要請事項となり、年金受給資格が継承されないのか」。私には理解できません。今後はさらに厳しい闘いが予測されますが、この「政治決着」に反対して闘う国鉄労働者が残る以上、私は引き続き、支援と連帯の立場で活動を続けるつもりです。
矢山有作(元衆議院議員・国鉄闘争に連帯する会おかやま)
戦後政治の総決算をかかげた中曽根総理は、「行革でお座敷をきれいにして、立派な憲法を安置する」「国労、総評、社会党解体を明確に意識してやった」と公言し、20万人の国鉄労働者が職場を追われ、200人が自殺に追い込まれ、総評、社会党が解体され、日本の労働運動は後退を余儀なくされ、これ以後、新自由主義政策のもとで、労働者の雇用、賃金、権利、団結は破壊され、全雇用労働者の40%が非正規職に突き落とされたのであります。国鉄分割・民営化攻撃の決着を許さず、23年間闘い続けてきた1047名闘争は、こうした現実への決定的対抗力でありました。和解は分割・民営化の全面的屈服です。いまさらそんなことはできません。
そのほかの全国運動の呼びかけ人
(個人)山本弘行(動労千葉を支援する会事務局長)
大和田幸治(全国金属機械労働組合港合同事務局長)
中江昌夫(元国鉄動力車労働組合副委員長)
(海外)ジャック・ヘイマン(国際港湾倉庫労働組合ローカル10執行委員)
韓国・民主労総傘下の主要な連盟、労組の代表32人
(団体)全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部
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