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米日の中国侵略戦争突入情勢に、如何に闘うのか

全支部活動者研修会報告・その2

 第32回全支部活動者研修会の初日、「琉球弧を戦場にするな」の上映を受けて、動労千葉労働学校講師の島崎光晴氏から、「米日の中国侵略戦争―労働者の展望」と題して講演を受けました。「労働組合は生活と権利を守る拠所であり、反戦の砦」「労働組合の基本的任務は、戦争を止めること」―あらためて決意した上映と講演でした。以下、よせられた感想文を紹介します。

 階級的労働運動の復権が最大の課題

「琉球弧を戦場にするな」を見た後、島崎さんから講演をうけた。その中で、「米・日の軍事体制はすでにできあがっている」との言葉が非常に印象的であった。
さらに、韓国・ユンソンニョルによる戒厳が民主労総への弾圧を狙った攻撃であったこと。そして、民主労総のゼネストが朝鮮半島での戦争を止めたとの指摘は、労働組合のもっている力を示すものであり、あらためて階級的労働運動の復権が最大の課題だと痛感した。

 労働組合の運動が真剣に問われる時代

〝エンゲル係数〟という言葉は、確かに久々に聞いた気がします。中野顧問が「労働者を食わせていけなくなった資本主義」と10年以上前に断定していましたが、これが誰の目にも隠しようがなくなった事実は大きい。他方で、軍需産業の受注が2倍、3倍となり、株価が倍になる現実。
この情勢を、労働組合の運動としていかにとらえ、現実の闘い、組織拡大に結びつけていけるのか。真剣に問われている時代が来ていると痛感しました。

 戦争を止める労働組合運動の復権

実際に何が起きているのか、琉球弧のミサイル基地化、主要司令部の地下化、核戦争を想定していること。日米共同統合演習「キーン・ソード25」は、しあげの演習でいつでも対応できる体制が出来ていること。この戦争を止めるには、労働組合運動の復権しかない。

 我々がやるべき事は

今まで間違った認識をもっていました。中国が侵略戦争を仕掛ける事ばかり考えていましたが、日米韓が協力して中国侵略戦争を計画している事実がわかり、びっくりしています。日本の各軍事拠点にミサイル基地を置き、軍事演習を行っている現実に正直、鬼気迫る思いです。
我々がやるべき事は、労働組合として断固、戦争反対を訴えていかなければなりません。

 労働者が出来る事は

一日目の話を聞いて、米日が中国への戦争をしかける準備に入っている事が分かった。私達労働者が出来る事は何なのか考え、行動しなければならないと強く思った。

起きてしまってからでは遅い

映像で見る沖縄近海の島々の戦争反対の闘志はすさまじい思いでした。起きてしまってからでは遅い。今が大事だとつくづく思った。武器で命は守れない、声を上げ続けなければならないとつくづく感じさせてくれました。

 全世界の労働者の団結を

資本家や政治家のマネーゲーム、見栄、体裁保持の結果、戦争がおこり、互いの土地を焼け野原にするのは絶対に許すことが出来ない。
全世界の労働者が団結し無駄な争いをおこさせないよう、労働運動の復活のために、いち労働者として闘っていきたい。

 25反戦春闘・3月ダイ改闘争へ

新自由主義による規制緩和による労働者の非正規職化が進められ、非正規化で資本の収益が増大するという中で、資本家が本来行うべき設備投資への熱意が減退していくという姿が明らかにされ、「失われた30年」の中身が具体的に示されたことは非常にすばらしいと思った。
25反戦春闘勝利!3月ダイ改をストライキで闘おう!11月労働者集会に全力で起ちあがろう!

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

 
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