7/19 65歳以降雇用延長裁判(第1次訴訟)控訴審
東京高裁の結審強行弾劾!
証人申請を要求も事実を明らかにすることなく結審
7月19日、65歳以降の雇用延長拒否・動労千葉排除をめぐる裁判闘争(第1次訴訟)の控訴審が行われた。当該組合員を先頭に各支部組合員、支援の仲間が集まり、大法廷を埋める結集で裁判闘争を闘い抜いた。
一審では、団交でウソの回答を行った経緯などは明らかになっていない。裁判ではCTS側の団交の詳細を知る人物等の証人申請を要求したが、裁判長は即座に審理集結を宣言し、結審を強行した。断じて許すことはできない! 判決日は9月25日(水)13時30分に指定された。
「要員不足」でも雇用拒否
一審判決は、「65歳以降の雇用継続の慣行はなかった」「JR・CTSの不当労働行為はなかった」「『管理職は雇用延長・現場は雇用拒否』は優遇や差別ではない」「団交でのウソの回答はわざとではないから問題ない」など、JR・CTSのための理屈を並べた反動判決だった。
しかし、実際には65歳以降の雇用延長を希望すれば継続して雇われてきた。それをJR・CTSは70歳までの雇用の努力義務が法制化される中で拒否し始めたのだ。
裁判後の報告会
現場の要員は不足し、中途退職も止まらない中で、他のグループ会社では雇用延長が行われている。その一方で、CTSは一切雇用を拒否し続けている。
しかも、CTSは今年4月から70歳までの雇用を就業規則に明記する改定を行っている。
だが、親会社のJR東はあえて「求人情報の提供」だけに制限している。本来、JRにこそ65歳以降雇用の義務がある。だがJRは「65歳以降の雇用はグループ会社で行う」といって責任を放棄している。同時にCTSには現場労働者の雇用を拒否させているのだ。
希望者の雇用延長を行え!
そもそもCTSは団交で「エルダーを雇えないのは経営状況が悪いからだ」「ハローワークでの募集も行っていない」「雇えるようになれば雇いたい」と回答していた。
ところが、「要員不足でハローワークに募集を出していても、エルダーは雇わない」といいだした。CTSが要員不足でも雇用延長拒否を方針化したのは、動労千葉排除のためであることは明らかだ。
実際CTS自身が、「この過程で雇用延長を希望したのは動労千葉組合員だけ」と団交で回答している。行われていることは完全に「動労千葉排除」の不当労働行為だ。
CTSは動労千葉排除を目的に現場労働者の雇用延長を拒否しながら、管理職だけは都合よく雇用延長している。こんなふざけたことを許すことはできない!
JR・CTSは希望者全員の雇用延長をただちに行え! 職場闘争と一体で裁判・労働委員会闘争勝利まで闘いぬこう。
【次回日程】
◯労働委員会
8月1日11時〜 千葉県労委
◯千葉地裁(第二次訴訟)
9月4日11時〜 601号法廷 |