CTS夏期手当 昨年より減額! 物価高騰に 逆行するありえない回答だ
6月17日、CTSは今年度の夏季手当について別表の通り回答した。
社員については「基本給の2・45カ月」と昨年夏より0・05カ月の減額。 契約・パート社員は、手当は昨年と同額、その上で一時金の部分で昨年夏より各5000円の減額となっている。
【別表】 CTS2024年度 夏期手当回答(6/17)
■社員
基本給の2・45カ月
■契約社員
・6カ月未満 無し
・6カ月-1年未満 4万円+一時金7万円
・1年以上-3年未満 5万円+一時金7万円
・3年以上-5年未満 7万円+一時金7万円
・5年以上 12万円+一時金7万円
■パート社員(月100時間以上)
・6カ月未満 無し
・6カ月?1年未満 4万円+一時金6万5000円
・1年以上?3年未満 5万円+一時金6万5000円
・3年以上?5年未満 7万円+一時金6万5000円
・5年以上? 12万円+一時金6万5000円
<支払日> 6月27日以降、準備でき次第 |
会社再編の矛盾を現場にしわ寄せ
会社「回答書」でも書いているように、JR東日本は全部門で増益、グループ含めた連結決算でも3期連続の増収に転じている。にもかかわらず、「今後も厳しい経営状況が続く」「コインロッカー事業が新たなステージ(?)に移管」「コストダウン施策の実施」などと御託を並べて、夏期手当を減額するとは何事か!
直接的には、今年4月からコインロッカー事業を「(株)JR東日本スマートロジスティック」(JR東の孫会社)に、一方的に移管したことで数億円規模の減収は確実であり、そのしわ寄せを現場社員に押し付けるものだ。
コロナ禍でJRの業績がダウンしたら減額。JRの業績が回復しても「今後のために・・」と減額! ふざけるのもいい加減にしろ!
歴史的ともいえる物価高騰が数年もの間、続く中で、現場から、悲鳴にも近い切実な要求が上がっていることはCTS本社も分かっているはずだ。絶対に許せない。
赤字決算にしてでも生きていける
賃金をだせ!
これに先立つ6月12日、動労千葉は申し入れにもとづく団体交渉を行った。@夏期手当については3・8カ月分、A契約・パート社員でも同じ基準での支給、B物価高騰への緊急対策として一律10万円の支払いを求めた。
また、正規・非正規の支払い格差の是正、現場から強い要求が出ている住宅手当の支給基準の改善、ガソリン代(通勤手当)の支給基準の見直しを求めたが、会社は全くのゼロ回答を強行した。
交渉の中で組合からは、「コインロッカー事業移管で、減収は数億円規模になるはずだ。その結果、『今後の業績予測は厳しい・・』などと賃金を抑制することは、絶対に許されない」「内部留保はあるはずだ。たとえCTSが赤字決算になろうが、現場社員が生活していけるだけの賃金を出すべきだ」と厳しく追及した。
「利益をあげろ」「新たな価値創造だ」などと金もうけに走り、グループ会社に矛盾を押し付け、現場に飢餓賃金を強制してでも黒字を稼ごうというJR東日本ーCTSを絶対に許すな!
今 こそ、声を上げ行動する時だ。CTSで働くすべての仲間は動労千葉に加入し、ともに闘おう!! |