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久留里線と地域を守る会が
第2回定期総会を開催!

久留里線廃線化攻撃粉砕!

「地方消滅に惑わされることなく、久留里線の存続に力を尽くそう」ー総会アピール

 久留里線と地域を守る会は、5月26日、久留里駅前の上総公民館において、「第2回久留里線と地域を守る会定期総会」を開催し、会員や沿線住民など90名が集まる中で、久留里線の存続と利便性の向上、地域の活性化に向けて内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会との連携を強化し、沿線自治体や千葉県、国土交通省への要請行動などを積極的に取り組むなどの活動方針を決定した。

交通検討会が重要な局面を迎えている。廃線阻止へ頑張ろう!

 総会は、開会あいさつの後、三浦代表があいさつを行い、「昨年3月に久留里線の会を結成して1年経ち、地域からの支援を得てJR千葉支社、君津市、千葉県、国土交通省にわれわれの決意を示してきた。交通検討会議において久留里線をどうするか検討しており、今、重要な局面を迎えている。久留里線の廃線を阻止し、沿線地域の活性化に向けて頑張りましょう」との決意を明らかにした。
 来賓あいさつでは、亀山地区自治会の代表から、「久留里線の廃線問題では、久留里線の会から支援をいただいている。地元で『久留里線を考える会』を開催してきたが『存続』の声が多くなってきた。とくに『24年問題』の関係で鉄道を残した方がいいとの声もある。これからもご支援をお願いしたい」とのお礼の言葉が述べられた。
 さらに、小学生統廃合により久留里で学童保育を行っている女性からは、「学童保育が終わって久留里線を使って帰る子がいる。久留里線がなくなったら地域の子供達の絆が壊れてしまう」との訴えが行われた。
 さらに君津市議会の議員からのあいさつ、青木愛参議院議員のメッセージが代読され、内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会からも参加していることが紹介された。

学童保育で維持してきた子供達の絆を壊してはならない!

 議長を選出した後、議事に入り、23年度の経過報告、会計報告、会計監査報告、24年度の活動方針案、予算案が提案され、各々で質疑応答が行われ、拍手で採択された。
 質疑では、上総亀山に佐渡から朱鷺を誘致して久留里線と地域の活性化に役立てたいとの意見や、JRが全体の39%にあたるローカル線を廃線にしようとしていることへの疑問、里山ウォーキングなどを行ってもらいたいとこの声があがるなど、活発な討論が行われた。
 最後に、「沿線地域交通検討会議は、私たちにとって極めて重要な久留里線の問題を非公開で、密室で行っている。3地区で行われた説明会で出された『久留里線存続』の意見を取り上げて議論したこともない。逆に『代替交通を検討』と言い出してる。今後、内房線の会、外房線の会、上総住民の足を守る会との連携を強化し、JR、千葉県、国土交通省、沿線自治体への働きかけを強化する。『地方消滅』に惑わされることなく、久留里線存続に力を尽くしていこう」との総会アピールが読み上げられ、満場の拍手で確認され、総会は成功裡に終了した。

過疎(地方)が過密(東京)を支えているのだ!

 総会終了後、東京都立大学の山下祐介教授から、「久留里線を誰のために残すのか」と題して講演が行われた。「そもそも何のための国鉄分割・民営化だったのかが問題だ。過密(東京)←→過疎(地方)の構図は必ず生まれる。過疎で儲からないからといって鉄道を切り捨てるのでは問題は解決しない。次の過疎が生まれるだけだ。過疎(地方)が過密(東京)を支えているとの認識が必要。問題点は、経営側(JR)に「選択と集中」の意図があり、該当する地域(久留里線沿線)の人達が諦めて、自ら放棄する道を選ぶように仕向けている。グレーゾーンはない。頑張りましょう」
 講演を受けて質疑が行われ、最後に山下教授への大きな拍手で講演は終了した。

組織拡大! 闘う労働 組合を歴史の最前線に登場させよう!

 
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