千葉県労働委員会前(4/18)
CTSは「70歳まで雇用」を就業規則化
JRは動労千葉排除のためあえて行わず
65歳以降の雇用延長拒否・動労千葉排除をめぐる千葉地裁・千葉県労委闘争を闘った。千葉地裁では4月17日、新たに10人の組合員の雇用継続を求める裁判闘争の第2回裁判が行われた。翌日には千葉県労委で第10回調査が行われた。
「要員不足」でも雇用拒否
第一次訴訟における千葉地裁判決は、「65歳以降も雇用を継続する慣行はなかった」「JR・CTSの不当労働行為はなかった」「『管理職は雇用延長・現場は雇用拒否』は優遇や差別ではない」「団交でのウソの回答はわざとではないから問題ない」など、会社のための理屈を並べ立てた。一方で、現場で要員が不足していることは認めざるを得ないという矛盾に満ちた判決だ。
そもそもCTSはコロナ禍を口実に、「経営状況が悪いからエルダーは雇えない」「ハローワークでの募集も行っていない」と団交で回答していた。
ところが、要員不足があまりに深刻になり、「建前」を投げ捨ててハローワークでの募集を行わざるを得なくなった。それでもエルダーの雇用延長だけは拒否し続ける目的が、動労千葉排除にあることは明らかだ。
JR・CTSは第二次訴訟や労働委員会でも同じ主張を繰り返している。こんなデタラメを許すわけにはいかない!
明らかな不当労働行為だ!
しかも、CTSは1月30日、第一次訴訟の結審直後に70歳までの雇用を就業規則に明記する改定提案を行ってきた。それにも関わらず、同じ職場で働くエルダーだけは雇用を拒否し続けるなど絶対に認められない!
なぜグループ会社で70歳までの雇用が制度化されながら、JR東日本は「情報提供」だけなのか? 本来なら全社員の70歳までの雇用を制度化すべきところを、「動労千葉を排除したいからエルダーだけは雇用延長しない」ためにあえて行っていないのだ。
しかも、天下り管理者たちだけは都合よく雇用延長させている。JRの管理者たちも、自分たちの天下り先を確保するために、こんな仕組みを認めているのだ。
ここにJR・CTSの不当労働行為意思が紛れもなく示されている。
会社が繰り返してきたウソはすべて明らかになっている。卑劣な言い逃れはもう許されない! ただちにエルダーの雇用継続を行え! 職場での闘いと一体で、裁判・労働委員会闘争の勝利まで闘いぬこう!
【次回日程】
◯労働委員会
8月1日11時〜 千葉県労委
◯千葉地裁(第二次訴訟)
6月5日11時〜 601号法廷