結成35周年!原点に立ち返り
労働運動の変革を
全国労組交流センター全国総会を開催
全国労働組合交流センターは2月3、4日に第31回全国総会を開いた。1日目の議事の後には結成35周年レセプションがDC会館で行われ、交流センター結成の原点を全体で確認し、24年の闘いの決意を固めた。
全国労組交流センターは、1989年2月26日、総評解散ー連合結成という日本労働運動の全面的後退、産業報国会的再編を前にして、中野洋動労千葉委員長(当時)と元中立労連議長の佐藤芳夫さんの呼びかけで「反連合・反全労連」「自力・自闘・連帯」の旗を掲げて結成された。
国鉄分割・民営化に唯一ストライキで立ち向かった動労千葉を旗頭にして、「総評労働運動を乗り越える真に戦闘的で階級的な労働運動の新たな全国潮流の形成」を目指し、荒波に向かって船出を開始した。
労組交流センターが切り開いた地平
1998年からは毎年11月労働者集会を日比谷野音で開催し、2021年の総会からは関西生コン支部、港合同、動労千葉の3労組が共同代表となり新たな闘いを開始した。
戦争の危機が世界を覆う中で開催された昨年の11・19労働者総決起集会は、2800名の結集で勝ちとられた。国鉄分割・民営化=新自由主義攻撃が吹き荒れる中、日本労働運動は後退に後退を重ね、「階級的労働運動」を掲げてきたあらゆる勢力が力を失い、変質・消滅していった。
その中で、労働組合を甦らせ、労働者の国際連帯を作り出していくことの中に戦争を止め、社会を変える力があると誰もが展望をもてる集会・デモを実現できたことは、労組交流センター運動の大きな地平だ。
歴史の分岐点
今、労働組合が戦争推進に取り込まれるのか、階級的闘いの道を選ぶのかという歴史的な分岐点にある。
アメリカで、イギリスで、そして全世界で、史上空前の労働者階級の闘いが爆発している。日本でも連合支配の崩壊の中でストライキ、デモが復権しつつある。これを労働運動の変革として結実させねばならない。この一年間が勝負だ。
今年の11月労働者集会では会場あふれる結集を実現し、連合に代わる労働運動の新たな火花となるために、闘いぬくことが確認された。
ちば合同労組 春闘集会を開催
2月4日に行われた千葉春闘集会は40名が参加し、ちば合同労組の分会や単組の賃上げ闘争と仲間づくりの報告が出され熱気ある集会で会った。
職場の民営化・解雇絶対反対の闘いの報告や、ZOZOユニオンでの賃上げに向けた団体交渉の報告が行われ、「会社は過去最大の利益を挙げる中で賃上げする気はさらさらないことがわかった。誰が作業を行って成り立っているのかストライキでわからせてやりたい」と熱く語った。
ほかに千葉駅関連ユニオン、社会福祉作業所、公営職員住宅の管理会社などの職場から報告があった。
最後に、共闘労組からの発言を受け集会は成功裏にしめくくられた。交流会では大いに歓談された。
オスプレイ撤去へ
2・10木更津デモを行う
2月10日午後、改憲・戦争阻止大行進千葉の呼びかけで、木更津駅リレートークと陸自木更津駐屯地へのデモ、要請行動が50名でおこなわれた。
リレートークの冒頭、「オスプレイいらない!習志野・八千代・船橋ネットワーク」の吉沢共同代表から飛行停止のオスプレイの状況が報告された。続いてI女性会議、百万人署名運動ちば、三里塚現闘、大行進神奈川、全学連などが発言を行った。行動の最後に社民党千葉県連合の工藤代表から発言が行われた。 |