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ガザ地上侵攻=大虐殺を許すな!

11・19集会へ全力結集を!

10月21日ロンドンでパレスチナ支援デモに30万人が決起。2003年のイラク反戦闘争以来最大規模と報じられている。

 全世界の都市で巨大反戦デモ!

 イスラエル軍はガザを完全封鎖して爆撃を続けています。完全封鎖によって、ガザでは水や燃料、医療物資が足りなくなり、多くの命が奪われています。10月17日にはガザ市のアフリアラブ病院が爆撃され、500名近い人々が殺されたと報じられました。地上侵攻を前に爆撃によってすでに5000名を超えるパレスチナ人が殺され、1万人を超える負傷者が出ています。
 さらに地上軍によるガザ全面侵攻と人民虐殺が準備される中、「イスラエルは爆撃やめろ!」「ガザの人々を殺すな!」と中東でヨーロッパでアメリカで全世界の都市で巨大デモがまき起こっています。

 10・7ハマスの攻撃が突きつけたもの

 10月7日、ハマス(イスラム抵抗運動)の「アルアクサの洪水」と名づけられたイスラエルに対する奇襲攻撃が突きつけたものは何か?
 75年におよぶパレスチナへの軍事侵略と植民政策に対するパレスチナ人民の根源的怒りです。2007年以来封鎖状態にあるガザおよびヨルダン川西岸で現に行われている民族抹殺政策への怒りが、すでに臨界点を超えていたという事実です。さらに、イスラエルのネタニアフ政権はガザ住民を「ヒューマン・アニマル(人間の顔をした動物)」と大虐殺を意図した言葉で報復を呼びかています。この事実を無視して「ハマスのテロ」のみを非難し「イスラエルの自衛権」を擁護する米、英、仏、独などの帝国主義国の発言は、イスラエルに対してさらなる大量虐殺(ジェノサイド)を促す極悪の犯罪的主張にほかなりません。

 この欺瞞を許すな

ハマスの攻撃は「国際人道法違反だ」、「イスラエルの反撃も正当化できない」「双方は最大限の自制をすべき」(日本共産党)との主張もありまが、これは欺瞞(ぎまん)であり支配階級の論理そのものです。結局のところ圧倒的な暴力で軍事占領するイスラエルと米帝国主義の蛮行を免罪し、先祖代々の土地を農地も奪われ住居を破壊され難民を強いられているパレスチナ民衆に対して「抵抗の自制=放棄」を要求するものでしかありません。
 岸田政権は中東情勢に対し『バランス外交』などという欺瞞的な対応をとりながら、イスラエルを全面擁護してきた米帝と一体となって戦争を準備しています。
 すでに世界中の労働者人民はイスラエル軍のガザ地上侵攻の切迫に対して人間的怒りに燃え、猛然と反戦闘争に決起しています。11・19労働者集会を国際連帯の労働者反戦集会としてかちとろう。

パレスチナは、「ヨルダン川西岸地区」と「ガザ地区」に分かれている。人口は両地域を合わせて約455万人で、半数近くが20歳未満だ。

▼封鎖された「ガザ地区」
ガザは周囲をイスラエル軍に完全に包囲され、人や物の出入りが厳しく制限されている。人口の約7割は難民で、8つの難民キャンプがある。人々は国連や支援団体からの援助物資などで命をつないできた。2008年以降は、ほぼ2年おきにイスラエル軍の激しい爆撃を受け、多くの市民が犠牲になっている。

▼ 「ヨルダン川西岸地区」
面積の60%以上がイスラエルの軍事支配下にあり、各地でイスラエル入植地が作られている。入植者らは、パレスチナ人村落への武装襲撃を繰り返し略奪、虐殺、家屋などへの放火など蛮行をほしいままにしている。入植地との境界には高さ8mに及ぶ巨大な壁が建設され、町や村が分断されている。

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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