千葉機関区の 将来展望を明らかにせよ!
貨物の課題 10月1〜2日第53回動労千葉定期大会
千葉は貨物輸送の重要拠点
第1の課題は、千葉機関区の将来展望を明らかにすることです。いうまでもなく、京葉工業地帯・石油コンビナートが存在する千葉地区は、鉄道貨物輸送の重要拠点です。
千葉機関区は、30年以上も新規採用の運転士を配置してこなかったため、ここ1、2年でほとんどの本線乗務員が65歳のシニア定年を迎えます。
会社は、ここ数年「仕業の業務移管」という、その場しのぎを続けてきましたが、来年・再来年と国鉄53年・54年採用が大量退職を迎える中で破綻をきたそうとしています。
そして、56年・57年採用の仲間たちがいます。千葉地区の貨物輸送、その根本となる機関区をどうするのか、はっきりさせなければなりません。
組合差別を許さない!
第2の課題は、希望者の65歳以降の継続雇用をかちとることです。
新鶴見機関区や墨田川機関区などでは、要員がどうしても回らないため、65歳以降も、本線乗務員・指導員として継続雇用されている労働者がいます。次期ダイ改を見据え、千葉機関区をどうしようとしているのか。
千葉機支部には、65歳以降も継続雇用を希望する仲間が多数います。その仲間たちは「即戦力」です。要員不足になるのが明らかなのに、なぜ会社からのアプローチがないのか。
明らかな、国鉄分割・民営化と闘ってきた労働組合に対する差別です。こんなくだらない反動的労務政策を絶対に許しておくことはできません! 怒りをもって、重大な決意を込めて闘い抜こう!
*鉄道の軍事利用反対、戦争協力拒否の闘い。鉄道貨物の構造矛盾、赤字の問題。トラックドライバーの残業規制が強化される2024年問題。激甚化・頻発化する自然災害による運休の大増加。北海道新幹線札幌延伸問題。あらためて、日刊で報告していきます。
韓国・全国鉄道労組
民営化阻止のストライキ
鉄道労組チェミョンホ委員長
9月16日ソウル市龍山区南永駅近くで開かれた’鉄道労組総ストライキ勝利決議大会’
4日間のストライキ
全国鉄道労働組合は、鉄道の民営化の中止を求めて、14日午前9時から、4日間のストライキを闘い抜いた。軍隊などの4千人を超えるスト破りを動員したが、高速鉄道(KTX)などの旅客列車の運行本数は平時の58〜75%、貨物列車は普段の4分の1しか運行されず、物流に支障が出だ。
今月1日に高速列車SRTの3つの路線が新設された。SRTは、民間の株式会社SRが出資し、運営する高速鉄道だ。
鉄道労組は、SRTの新たな路線の開設を、「民営化に向けた動き」と激しく弾劾している。
さらにSRが今年4月に発注した車両の整備を、国土交通部が、韓国鉄道公社コレールの代わりに民間業者に委託したのも、民営化に向けた動きだとして反対している。
国土交通部は、「政府の政策は組合交渉の対象にはならない」と一切の団交を拒否した。
第2次総ストライキへ
全国鉄道労働組合がストライキを実施したのは、2019年11月以来だ。
鉄道労組は「第1次総ストライキの成果と現場の力をもとに、より強力な第2次総ストライキを準備する」ことを明らかにしている。 |