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「削減した構内1日勤を戻せ」

(9/5CTS団体交渉)

CTS津田沼事業所の要員ひっ迫で団体交渉

 動労千葉は9月5日、津田沼事業所の要員問題を中心にCTSと団交を行った。JR東日本とCTSによるコスト削減が続く中、どの事業所でもギリギリの要員配置が強いられ、この長く続く酷暑の中で現場の負担と矛盾が増している。団交では、新規募集や助勤、エルダーの雇用延長も含めて要員問題の早急な解決を求めた。具体的やりとりは以下のとおり。

ダイ改での構内「1日勤削減」を撤回し元にもどせ

組合 津田沼の仕業・構内は、3月ダイ改で「1日勤」が削減され、4徹となった。しかし、この間、パンセンサーが頻繁に鳴動し、パン点検をできるのが7番・8番線と検修線のみなので臨時転線が増加している。ダイヤ乱れ、車両交換も多い。

「業務量の削減」を理由に削減した入れ換え担当の日勤を戻してもらいたい。臨時転線で清掃の負担も増え、作業が昼休みに食い込むことが頻繁におきている。

パンセンサー月に80回(!)

会社 7月に入って事業所からも連絡があり調べた。一番多かったのが7月でのべ80件。多い日は1日7回も鳴った。8月はのべ32回。JRの持ち物なので、首都圏本部が調査・調整して鳴動の数は減っている。検査してもパンの異常はゼロ。パンセンサー側の問題だった。

組合 事業所は、なんと言っているのか。

会社 臨時転線が増えている、と。センサーを調整すれば減らせると考えている。

組合 センサーの調査ではなく、まずは要員、人の補充ではないのか。この酷暑の中、現場の回しが大変になっている。

会社 今のところ戻す考えはない。

組合 9月にエルダーが1人、来年にもう1人来るという話だ。今は構内全体では余裕がある。C番を戻すことは全く可能だ。かたくなに「戻さない」というのではなく、検討してもらいたい。

会社 組合の意見として受け止める。

清掃で早急な新規募集・エルダーの雇用延長を

組合 5月に1名退職、8月に1名が長期病欠、9月に入り1名がケガで休んでいる。女性社員が少なくなっており入れてもらいたいという声が強い。会社回答は「必要な要員は確保している」と言っているが、まったくそういう状況ではない。津田沼で募集はかけているのか。

会社 5月に1名、入ってもらった。ハローワークで全体の募集を継続している。他の事業所を希望した方に「津田沼での勤務はどうですか」と勧めたりしている。

組合 他の事業所や本社からの異動・助勤も含め、直ちに対応してもらいたい。人が足りず7月、8月は特別清掃がほとんどできていない状況だ。差し迫った課題だから早急にやってもらわないと。

今後は現場が回らなくなる!

組合 津田沼の機械洗浄機担当は、全体の動きを把握していないとできないのでエルダーを中心に回しているがエルダーも順次、退職期を迎える。今年度1名、来年度1名、その次の年は2名が退職をむかえる。津田沼事業所の今後の体制についてどう考えているのか。

会社 今後はプロパー社員の養成を進める形で考えている。

組合 エルダーの65歳以降の雇用延長を真剣に検討すべき段階だ。現場を見たとき、それ抜きに今後は回らなくなるのは明らか。一昨年あたりは「エルダーを採用する余裕、会社の体力がない」からと求人求職サービスに上げていないと回答していたが、昨年から継続的に新規募集をしている。エルダーの雇用延長をしないのはおかしいのではないか。

会社 ‥‥。

組合 「おれは数年で退職だから、事業所の将来なんてどうでもいいよ」というなら言わない。でも、現場に残る人たちが大変になるのが目に見えているから言っている。近々の課題だ。来年になって考えるのでは間に合わない。

嘔吐物処理に手当支給を

 毎月200件!

組合 津田沼での嘔吐物処理について、現場から数字を上げてもらったはずだが。

会社 5月〜8月の数字で各月約200件ほど。前年比で+50件ほど増えているとのこと。

組合 1日、平均で6〜7件。それを、みんなゴム手袋つけて手作業で取ってるんだよ。ホロの中だったり座席にあったら大変な時間がかかる。

組合 幕張もけっこうあるが多くても1日数件。ない日もある。津田沼はとびぬけて多い。JRからは嘔吐物処理にお金は出てるでしょ。

会社 現在は、一定期間の件数の平均を統計でとり、総価契約に入っている形だ。

組合 それを現場に何も落とさないのは、あまりにもおかしい。他方で、何にもしない管理者が管理者手当をもらっているのに。

会社 手当という形にすると、大きいのも小さいのもあるだろうし、難しい。

組合 「5回泊まる人はいくら」「10回泊まる人はいくら」「夜勤が20回の人はいくら」とか、期末に事業所への報奨金として支給するとか、柔軟に考えればいくらでもやり方はある。これだけ繰り返し申し入れているのは、それだけ現場の声があるということ。真剣に検討してもらいたい。

会社 組合の意見は受け止める。

ガソリン代高騰に対応を

組合 最後に、この間のガソリン代の高騰の中で、現在の支給基準はあまりに低い。リッターあたり130円では「出勤のたびに赤字だ」との声が上がっている。早急に見直してもらいたい。

会社 確かにすごい値上がりをしているが、いったん支給基準を改定して、またガソリン価格が下がってきたら、と考えると‥‥。

組合 それは実勢価格に連動する形にすればいいだけの話ではないか。いまの支給基準は現実とかけ離れている。早急に検討してもらいたい。

以上

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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