楽しく元気よく農地死守!
7・2天神峰現地闘争&農楽まつり
7月2日、三里塚の天神峰現地闘争と農楽まつりが開催され、190人が結集した。市東さんの天神峰の農地と作業場は2月15日から16日にかけて機動隊によって暴力的に強制収用され、破壊された農地の周りはフェンスで囲われている。市東さんと反対同盟は、新たにハウスや作業場を建て、営農に向けて体制を整え、意気軒昂と闘いぬいている。
当日は抜けるような青空の下、土地とりあげが狙われている市東さんの南台の畑から農楽まつりを行う萩原さんの畑までデモに出発。
農楽まつりでは、反対同盟・伊藤信晴さんが「空港機能強化によって3千軒のうち4百軒も移転させられ芝山町を廃村化させようしている。この社会を変えよう」と主催者あいさつ。動労千葉から関委員長が「空港反対運動をつぶし戦争に向けた準備をするのと同様に、職場では労働者の誇りが踏みにじられる攻撃が進められている。ともに闘う」決意が述べられた。
バンド演奏も入り、軽妙で痛烈な風刺と愛情こもる「いなのとひら・のとこば」の演奏、川口真由美さんのパワフルな歌声とともにリレートークが次々と。かんしょ踊りや沖縄のカチャーシーも飛び出し、ジャガイモの計量ゲーム、くじ引き抽選会など盛りだくさんの企画だった。
みんなに料理を配ったり、くじ引きなどの先頭にたつ市東さんの姿に「楽しく元気よく農地死守」を貫く市東さんの姿勢を実感するものだった。ともに闘うぞ!
葉山岳夫弁護士を偲ぶ会開かれる
7月8日、動労千葉も呼びかけ人の一員に加わって、「葉山岳夫弁護士を偲ぶ会」が開催されました。会場の法曹会館には百名近くのゆかりの方々が集まり、葉山先生の思い出や功績を語らい、その遺志を受け継いで闘う決意を新たにしました。
会は森川文人弁護士の司会で進められました。開会の挨拶に立った高山俊吉弁護士は、憲法と人権の日弁連の会で共に闘った思い出を語り、山本志都弁護士が、東大法学部自治会委員長として60年安保闘争、国会突入闘争の先頭で闘いぬいたことをはじめ故人の86年の歩みを紹介して始まりました。
追悼の辞は、三里塚芝山連合空港反対同盟から市東さん、大熊さん、伊藤さん、動労千葉からは田中顧問、救援連絡センターの足立代表、革命的共産主義者同盟の清水議長が行いました。
田中康宏顧問は、動労千葉地本が闘う執行部を確立した73年以来半世紀にわたり葉山先生が動労千葉の闘いを支えて下さったこと、それも単に裁判の弁護活動や法的な問題のみならず、闘いの現場にはいつも葉山先生の姿があったことに心からの感謝を述べ、とくに国鉄1047名解雇撤回をめぐる38年に及ぶ裁判闘争の弁護団長として、「不採用基準」が作られた経緯とそれ自身が不当労働行為意志に基づくものであったこと(動労千葉の12名は直前まで採用候補者名簿に搭載されていたこと)を暴き出し、最高裁でそれを確定させたことの大きな意義を讃えました。
続いて小長井良浩弁護士が、小長井・葉山法律事務所を開いた経緯に触れながら献杯の音頭をとりました。
その後も、故人とゆかりの深かった弁護士、破防法裁判被告、三里塚や動労千葉弁護団、国鉄闘争全国運動・金元重さんなどから葉山先生との多くの思い出が語られました。 |