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11・6労働者集会報告D

国鉄闘争勝利!1047名解雇撤回・JR復帰!  鉄道4千人削減―転籍・副業攻撃を粉砕しよう!

自分達の決断は間違いでなかった
動労千葉・中村仁副委員長


国鉄1047名解雇撤回を闘い続けて35年。日ごろよりご支援、本当にありがとうございます。

30年以上前、国鉄は分割・民営化され、国鉄職員の3人に1人が首を切られ、職場を去りました。民営化と社会保障の解体、規制緩和、市場原理、そして労働組合の破壊を目的とした新自由主義の攻撃でした。さらに改憲と戦争まで突き進もうとしていた攻撃でした。

当局は「飛んで火にいる夏の虫」「ストに入れば全員解雇」と揺さぶりました。しかし、2波のストを敢行し28名の解雇者、12名のJR不採用―3年後の整理解雇者を出しました。この闘いで団結を深め、JRに行った組合員も色々な差別を受けながら今なお闘い続けています。

自分たちの決断は間違いでなかったと胸を張って言えます。時にはくじけそうになります。しかし、仲間を信じて、団結すること。全国の闘う仲間と労働組合をつくることです。

30年以上に及ぶ闘いの中で、国家的不当労働行為の真実をすべて明らかにしました。労働委員会は真実に向き合わず、形式的な時効論で逃げ回っています。いま裁判は証人採用をめぐり緊迫した状態です。裁判は最終局面です。

JR東日本の深澤社長は、JR東海元会長の葛西の指示で私たちを採用名簿から排除した張本人であり、その後も採用を拒否し続ける不当労働行為を行っています。そして、国鉄改革3人組と言われた最後の生き残りである井手正敬を法廷に出すことが絶対に必要です。

裁判長は、証人採用について次回裁判で判定すると明言しています。署名運動の推進と12月23日東京地裁への大結集を呼びかけます。

みなさん。先頭に立つ決意はできていますか? やればできる。労働者・市民・学生が群れて団結する。そのことが、資本が一番恐れていることです。団結しましょう。時代は必ず動きます。心は一つです。闘いましょう。

4千人合理化攻撃うちやぶろう
動労千葉・渡辺剛史書記長

鉄道部門4千人削減し、転籍や副業を促進するという激しい大合理化の攻撃が始まっています。

この間JR東は職名をすべて廃止し、乗務員と駅、清掃や売店等と業務融合する攻撃を進めてきました。乗務員区ではジョブローテーションの名の下に強制配転が相次いでいます。

矢継ぎ早に行われてきた攻撃は、この大合理化に向けたものでした。現場労働者に激しい労働強化を強制し、グループ会社に突き落として非正規化していく攻撃です。どこで、どんな業務で働くのかも勤務指定ひとつで、会社の好きにできるようにしようとしています。そうなれば労働者の権利は壊されてしまいます。安全を破壊して、鉄道そのものを切り捨てていく攻撃です。絶対に許すことはできません。

現場では、生き残るためにゴマすりに走る人、やる気をなくしてしまう人がでています。会社の狙いは現場労働者に自ら手を上げさせて攻撃に協力させ、お互いを競争させることです。そうではなく団結して闘うことが必要です。

最大の反撃は動労千葉の組織拡大です。動労千葉への結集を訴えるためにも、闘う姿を見せていくことが必要だと思います。動労千葉はこの大合理化攻撃に断固反対を貫いて闘います。

井手・深澤の証人採用かちとろう
葉山岳夫 動労千葉弁護団長

いま闘われている裁判闘争は、分割・民営化を根本的に批判する闘いです。

12月23日の口頭弁論期日に証人調べについて、裁判所が採用するか否かの決定を出します。井手正敬、深澤祐二、横路孝弘を証人として要求しています。

不採用基準が不当労働行為であること、これを斎藤JR設立委員長が葛西、井手と共謀し策定したものだと立証します。井手の語った懇談議事録を本人に突き付け、法廷で認めさせる必要があります。

深澤に対しては、JR東日本の経営者が長年にわたり解雇撤回・現職復帰の要求を違法に拒否し続けてきたこと、葛西職員局次長(当時)とともに87年2月、不採用基準に該当する職員を採用候補者名簿から削除したことなどについて証言を求める必要があります。

動労総連合・田中委員長、中村さん、小玉さん、高石さんを原告本人として申請しています。

井手、深澤の証人採用をぜひ勝ち取りたいと思います。弁護団と全国の皆さんの闘いによって裁判闘争は勝利まであと一歩まで来ました。弁護団はさらに全力を挙げて闘います。

三里塚反対同盟
市東孝雄さん

空港会社は10月18日、農地、作業場、はなれ、やぐら、看板等を強奪する代執行を申し立てました。千葉地裁は強制執行の手続きに入りました。絶対に許せません。軍事空港を阻止し、戦争を止めましょう。緊急アピールを発し、現地闘争を呼びかけました。結集をお願いします。勝利するまで諦めず闘います。すべての空港拡張計画の白紙撤回を求めます。三里塚はがんばります。

東京・過労死を考える家族の会
中原のり子さん

私の夫は24年前に勤務先の病院から新しい白衣に着替えて投身自殺しました。小児科医の部長になって半年後のことでした。

夫の働き方を世の中に問わなくてはいけないと思って立ち上がりました。11年かけて労災と認定されました。

過労死防止法はできても過労死は止まっていません。ぜひ皆さんの手で社会を変えましょう。

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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