検討会「提言」弾劾!
7/22国交省デモに起つ!
ローカル線を殺すな!廃線化・地域切り捨て反対!
国交省は7月25日、「鉄道事業者と地域の協働による地域モビリティの刷新に関する検討会」における提言案を公表した。これに対して動労総連合は、14日の国交省申し入れ行動に続いて、22日正午から国交省に向けた霞が関デモを貫徹した。デモ参加者は、国交省正門前に移動し怒りの抗議行動を行った。抗議行動には支援する会、東京労組交流センター、さらに栃木や木更津の仲間もかけつけ、ワンマン化や地域切り捨てに対する怒りの声を国土交通省に叩き付けた。
国交省へ 霞が関デモ貫徹 |
国交省正門前 |
外房線と地域を守る会 第3回総会を開催
ワンマン運転拡大反対!検討会によるローカル線廃止絶対反対!
7月24日、勝浦市・キュステにおいて、外房線と地域を守る会の第3回総会が開催された。
総会は、コロナの影響で2年ぶりの開催となった。最初に藤平会長から、「昨年3月にワンマンが導入され、直後に乗客が骨折する事態が発生し、この原因究明に向けJRを追及してきた。そして今、国交省でローカル線見直し、廃止に向けた検討が行われている。ローカル線が廃止されたら地方の消滅になる。これを止めるためにも外房線と地域を守る会の存在と活動が重要だ」と力強く訴えが行われた。
その後、経過及び会計報告が行われ、続いて22年度活動方針案として、@ワンマン運転拡大に反対すること、A国交省検討会によるローカル線の廃線や公有民営化(上下分離)に反対すること、BJR駅の窓口廃止や無人化等の中止を求めること、C学生通学時の混み合うワンマン列車の両数増の実施等を求めていくことなどが提案された。
質疑応答での主な意見
・無人駅に列車の運行が分かるディスプレイの設置を要求してもらいたい。
・外房線の会の運動は、JRからすれば一市民団体としか見ていない。会の運動をもっと地域でアピールしてもらいたい。
・国交省検討会の内容を見た人はほとんどいないと思う。大変なことが起きようとしている。
・ローカル線の現状は、全て政府やJRの責任だ。検討会による廃線等の見直しも地元の了解なしには実施できない。自治体に嫌なことは嫌と言わせるための働きかけをする必要がある。
質疑への回答後、経過及び22年度方針案、予算案が一括で採択された。次に22年度役員として藤平会長をはじめ新規役員を含めて満場一致で確認され、外房線と地域を守る会総会は成功裡に終了した。
国交省・検討会の内容について学習会
総会に引き続き、「JRローカル線をめぐる現状と外房線」と題して、国交省検討会について学習会が行われ、検討会が最初から「出口論」として公有民営化等の結論があること、全ての責任を地方自治体に押しつける方向で検討されてることが報告され、今後、地方自治体に対する活動を強化することなどが議論された。 |