ローカル線・地域切捨てと闘う仲間とともに
「国家改造」攻撃と断固対決しよう!
今年2月から行われている「ローカル線全面廃線」に向けた国交省検討会は、鉄道を皮切りに「国家の構造改革」を行おうという重大な攻撃だ。それは、新自由主義がもたらした「危機」を開き直り、逆にさらに新自由主義的に地域を切り捨てることで矛盾を塗り隠そうというものだ。
同時にそれは、「国防」「軍事費拡大」をすべてに優先していくことと一体だ。
学校に通えない子どもたちが膨大に生まれても、病院に行くこともできない現実が作られようとも、「そんなことより国防の強化こそが国益だ」というのだ。
こうした社会の「基盤」として、国交省検討会が位置づけられている。そして、背後で国家改造型の攻撃が進んでいるからこそ、JR東日本は「すべての職名廃止」「業務融合」「統括センター化」「組織再編」といった、乱暴極まりない攻撃を次々に進めていたのだ。
だが、それは社会をさらに崩壊させ、矛盾を拡大するだけだ。すべての矛盾を地域に押し付ける攻撃には、地域住民からの怒りの声があがっている。
今こそ闘う労働組合の再生を! 新自由主義を終わらせよう! ローカル線・地域切捨てと闘う仲間とともに闘おう! 7・17集会に全力で結集しよう。
7/3 内房線と地域を守る会 第6回総会開催
地域切り捨てへの怒りと今後の活動に向けた活発な討論
7月3日、館山市内にて内房線と地域を守る会の第6回総会が行われた。また、総会議事に先立ち、「JRローカル線をめぐる現状と内房線」と題する講演が行われた。梅澤代表は「国が会議や検討会などを知らないところで開いて物事が進められている」ことの問題を指摘し、今後はそういった現状を踏まえた活動を行っていきたいと発言された。
昨年度はコロナ禍で活動が制限される中でも国交省とJR千葉支社への要請行動を行ったことが報告された。今期の活動としては、引き続き内房線の利便性と安全性の向上に向けた要請行動などの活動や「鉄道に乗って現状を知る」企画を開催する方針等が確認された。
議事では活発な意見がかわされた。
- 年末までに五井駅がみどりの窓口廃止になる。これにより、千葉、蘇我、木更津、浜金谷、館山、安房鴨川の各駅しかみどりの窓口が残らない。定期券購入やスイカの諸手続も支障がでている。改善の要望を行ってほしい。
- 国で鉄道無人駅の障害者利用ガイドラインが検討されている。交通弱者への配慮の声も届けてほしい。
- 今年3月ダイ改でワンマン化された日光線と宇都宮線に乗ったが大変な混雑だ。どうしてワンマン運転を拡大するのか。
- 内房線のワンマン区間について、18時ころの列車が非常に混雑している。増結して4両にするなどしてほしい。
- 内房線の特急を復活させてほしい。外房線は平日もある。観光上も特急の復活は必要だ。
- 千葉から館山に行く際、木更津乗り換えだと思って3番線で待っていたら、2番線から出発して一本乗り過ごした。どこで接続するのかの案内が放送でも掲示でもない。その上、紙の時刻表もなくなった。あまりに不親切だ。
最後に役員選出、総会アピール採択が行われ、総会は成功裏にしめくくられた。
国鉄闘争全国運動7・17全国集会に大結集を!
7月17日(日)13時半〜 千葉市民会館大ホールにて
関連企画 7・16討論集会
「新自由主義を終わらせる労働運動の再生を」
7月16日(土)13時半〜 千葉市文化センターセミナー室にて
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