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運転士・車掌「相互運用」絶対 反対!

【6月17日付け 千葉運輸区 掲示より】

  • 2022年度運輸部実行計画と千葉運輸区重点実施事項にもある「融合と連携」をキーワードとし、快適な輸送サービスの提供(車いす乗降介助、車内清掃)や早期運転再開に向けた対応(倒竹伐採、飛来物除去)など新たな挑戦が数多くある。
  • 千葉運輸区の新たな挑戦の1つとして「車掌業務と運転士業務の相互運用」・「乗務できる管理者の拡大」を7月1日より順次実施する。
  • 乗務線区:総武快速線(東京〜千葉)、内房線(〜君津)、外房線(〜上総一ノ宮)、成田線(〜成田空港)
  • 実施航路:C57〜C70行路及び時短行路(すべて快速)
  • 乗務車種:E217系 及び E235系

6月17日、千葉運輸区で「車掌業務と運転士業務の相互運用」・「乗務できる管理者の拡大」を7月1日より順次実施という掲示が出された。

支社は、7月から車掌経験のある運転士を対象に、車掌の訓練(線見、ホームドアの扱い等)を始めると説明している。

昨年3月ダイ改で打ち出された「乗務員の相互運用」、そしてこの間進められている「柔軟化」「業務融合」「組織再編」をさらに具体的に進めようという攻撃だ。

鉄道業務を軽く見るな!

会社の施策は運転士の仕事も車掌の仕事もあまりにも軽く見ている!

運転士と車掌では役割も仕事も異なる。こんな形で「融合」したら必ず勘違い、ミス、事故が起きる。鉄道業務と安全、現場労働者をないがしろにする攻撃には絶対反対だ。

直接的には「管理者の乗務拡大」を含め、運転士・車掌の要員数を徹底的に減らしていくことが目的だ。

標準数という要員配置の基準もなくされ、人がモノのように使い回され、過重な労働がのしかかっている。

しかも、それに「応え」られなければ突然配転等にされていく。「相互運用」は労働者をモノを言えない存在にしていく手段でもある。

不規則な乗務労働が交番順序表に基づいて運用されるのは労働条件や権利保護、安全のためだ。好き勝手に運用することは禁じられている。

1ヶ月単位の変形労働時間制で勤務を「任意に変更してはならない」とされているのも同じ趣旨だ。「相互運用」はこうしたことすべてをなし崩し的に破壊するものだ。

職場から反対の声を!

組合に示されたのは訓練開始の直前の上、いまだにどんな形で運用されるのかも示されていない。すべてがなし崩し的に「既成事実」にする形で進められている。こんな卑怯で卑劣なやり方は絶対に許せない!

必要なのは職場からの団結した闘いであり、闘う労働組合だ。職場からの反撃こそ攻撃を打ち破る力だ。

会社の狙いは運転士や車掌を「いつでも代えのきく存在」と扱うことで現場に諦めを強制することだ。だが、会社の攻撃は矛盾だらけだ。

われわれは断じて認めない。断固として反対を貫き闘う。すべての仲間は動労千葉に結集しよう。ともに職場から反対の声をあげよう。

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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