JR貨物夏季手当 1・72カ月 低額回答弾劾!
1.基準額基準額は、
基準内賃金の1・72箇月分とする。
2.支給日
2022年7月8日(金)とする。
3.その他
(1)支給額には、ライフプラン支援金を含む。
(2)55歳に到達した社員の取扱いについては、従前どおりとする。 |
JR貨物は、6月17日夏季手当について、昨年夏より0・05箇月低い右記の通りの回答を行った。
動労総連合は、組合要求とあまりにもかけはなれた超低額回答を弾劾し、もちかえり検討することとした。
上がらぬ賃金 暮らせぬ年金
日貨労は、「昨年冬の水準とする会社の考えをくつがえす回答を引き出した」と妥結。会社の回答は、「収入は対計画91%と非常に厳しい状況となっていますが、社員の皆さんのこれまでの努力に感謝する」と。ならば、「これはねーだろう!」というのが現場の実感だ。
ウクライナ戦争による物価高騰と円の急落が激しく進行し、「値上げの夏」が生活を直撃している。貧しいシニアの基本給で0・1、0・01箇月は雀の涙!「生活できる賃金よこせ」は、全ての民の声だ。
15日付の東京新聞のトップの見出しは「上がらぬ給料 暮らせぬ年金」。3面では「賃上げ率物価上昇以下 先進国で日本だけ」。国鉄分割・民営化以降の日本労働運動の後退がここまで事態を悪化させている。
鉄道崩壊と貨物鉄道
千葉地区では廃止対象の線区に、鹿島線がリストアップされている。千葉だけではない。貨物の全国輸送網が寸断されようとしてる。
田村会長は、「例えば運転士が駅の業務が出来ないか―旅客会社はまさにそういうことに取り組んでいる―どう多能化し、融合化し、技術を継承していくか、それらを組み合わせた効率的な仕組みづくりを」と、支社長意見交換会で述べている。
問題なのは、そこに働く生身の人間がないがしろにされていることだ。分割・民営化の大破綻、鉄道崩壊=社会の崩壊に、原点に立ち返り、闘う労働組合を甦らせよう!あきらめることなく声を上げ、行動しよう。
闘志継続・団結勝利!
貨物における闘いの課題
一.定年延長と70歳まで安心して働ける労働条件の確立!特にシニア基本給の地域間差別の打破!
二.本線運転士の高齢者対策の抜本的確立!
三.新採配属をはじめとした千葉機関区の将来展望の明確化!
この間手当の推移
2017年夏1.6 → 冬1.64
2018年夏1.73 → 冬1.7
2019年夏1.75 → 冬1.81
2020年夏1.75 → 冬1.6
2021年夏1.77 → 冬1.67 |