乗務労働を軽視するな!融合化を許すな! 統括センター設置攻撃と対決しよう!
木更津支部第45回定期大会(12・19)
12月19日、木更津支部第45回定期大会が木更津市中央公民館において開催された。
冒頭あいさつに立った小柴支部長は、「コロナ禍という状況で活動をしていくのも大変な中で、なんとか無事に過ごすことができたことを感謝している。来年3月木更津地区は、統括センター設置という鉄道の歴史を画する攻撃と対決することとなった。焦点は融合化であり、あらゆる職名が奪われるということだ。来春三月闘争に向かって、職場に労組ありきを示していきたい。」と全体に訴えた。
続いて来賓として本部・関委員長、渡辺書記長より、闘いの現状と課題が全体に示され、一般経過報告、決算〜予算案、方針案を一括提起して、質疑に入った。
◎出された意見
◆内房線の君津から先では、風規制により一区間で10分程度の遅れが生じる。強風によっては2時間から3時間も止められる。バス代行も実施されず、ワンマン車両が多くなったことから、運転士にあらゆる苦情が来る。災害時対応など不安が増している。
◆猪や鹿などとの衝撃事故が多発している。これまではスカート部分の確認を求められていたが、最近はそれだけでなく排障器など他の箇所の曲がり等の確認を言われる。運転士ひとりに負担がかかっている。
◆統括センター設置が提案され、その中身はエルダー社員にも影響はあるのか?
◆エルダーとして、いすみ鉄道で働いているが、とにかく人が足りない。70歳現役の方もいて、月に7本程度乗務している。後釜補充は急務で、免許を持っている人はいないのか?
◆仕業検査周期が6日から9日へと延伸される提案があり、本社団交では基本は9日だが現場の状況によっては、日数を減らしても良いと言っていたように思う。どのような状況になっているのか?
◆CTS清掃では、標準数があって無いようなもので、ギリギリでまわしている。何よりも労働環境・条件が悪い。賃上げアンケートを集約しているが、同一労働同一賃金になっていない。
◆運転士の将来を心配。ワンマン運転の拡大や自動運転列車の導入が報道されている。異常時の対応はどうするのか?運転士は常に考えている。後輩に心構えを伝え継承していく。職場を離れているだけにそんな心情を思う。
◆65歳からの雇用延長だが、努力義務となっている。CTSに対する延長希望書もはじめは受けとらなかったが、最近受けとった。今後の取り組みはどうか?
以上のような討議を経て、闘う方針が満場一致採択された。支部は新たに鈴木康弘支部長を選出、融合化との対決に向け体制を整えることとなった。
65歳以降の雇用延長問題に立ち向かう!
佐倉支部第11回定期大会(12・21 )
12月21日、DC会館会議室において佐倉支部定期大会が開催された。組合員、今年度退職したOBも参加して行われ、冒頭、坂尾支部長は「今年度で3名が退職し、大変な時期をむかえている。コロナ禍の中、館山、木更津、日比谷等各集会への参加ありがとうございました。体調面等苦労もあるが、65歳以降雇用延長問題等に立ち向かい、働きやすい職場づくりを継続していこう」とあいさつした。
来賓として関和幸副委員長、渡辺書記長が参加し、書記長は「第51回動労千葉定期大会から新執行体制がスタートした。3月ダイ改から融合化が始まり、乗務員も標準数を取り払い、仕事がきつくなることが予想される。あらゆる闘いに立ち向かおう」と訴えた。
一般経過報告、会計報告のあと活発な意見、質問等が出され、スローガン、運動方針、予算各案は満場一致で採択された。
出された意見
▼支部が2名体制になるのは初めてのこと。当面は2名で頑張っていく。
▼OBも含め、年1回は集まって交流を。
▼国全体の悪い状況が会社にも悪影響を及ぼしている。
▼ワンマン化で事故、事件発生の時不安だ。
▼近隣支部との統合含め議論を。 |