動労総連合青年部 第5回大会開催
分割・民営化型の大攻撃に対決し、青年部の発展かちとろう
7月23日、動労総連合青年部の第5回定期大会が開催された。
まず、開会挨拶を渡辺書記長(千葉)、来賓挨拶を川崎動労総連合書記長が行った。山田青年部長(西日本)は、「改憲・戦争の動きの根底にあるのは国鉄分割・民営化だ。西日本でもコロナ赤字を口実にして攻撃がかけられている。7月からグループ会社の大再編が行われ、さらに外注化を推進しようとしている。三江線に続いて芸備線の廃線が狙われている。職場をなくし、地域を破壊する攻撃に、労働組合として地元の労働者市民と団結して闘うことが必要だ。JR資本全体に対して闘う組織を作っていこう。組織拡大に向けてがんばろう。」と提起した。
その後、渡辺書記長からJR東日本における「融合化」提案―分割・民営化型の大攻撃と対決する議案提起、質疑応答・議案採択が行われ、大会は成功裏にかちとられた。
主な質疑応答
◯水戸 検修・構内業務を外注化したMTSでは、プロパー社員の運転士を作ろうとしているが、大子はできていない。水戸や勝田で養成しても、「大子に行くなら辞めます」となる。福利厚生がないから、大子でアパートを借りて生活したらやっていけないからだ。準社員は正社員と同じ仕事をしても日給制。労働条件改善に取りくんでいきたい。
◯新潟 NTSでの解雇撤回闘争では、昨年12月に中労委が棄却の反動命令を出した。解雇は不当労働行為ではないとして、親会社・JR東日本の当事者性も否定した。労働委員会闘争を通して、組合員の拡大や地域の仲間の審問や報告集会への参加、県労委の審問段階で2600筆の署名が集まるなど、闘いへの注目と支援があった。今後も、解雇撤回・非正規職撤廃を掲げて闘っていく。
◯神奈川 清掃業務では、ダイ改から泊勤務が7人から5人に減らされ、業務が非常にきつくなった。特急の清掃をしている間に次の列車が入ってくるような状況だ。10月からは手当をなくして、作業ももっときつくなるという話も出ている。労働強化反対を職場の仲間に訴えていきたい。職場代表は、職場のだれも知らないうちに決まって、気がついたら36協定が貼られるような状況だ。時廣書記長の解雇撤回に向けて、裁判闘争を闘う。
◯東京 東京駅は人がかなり多くなってきている。オリンピック関係で混んでいるのではないか。ワクチン接種が始まっているが、交通費が出るかどうかがはわからない。職場で「作業ダイヤを考えて作ってくれ」と上司にいった人が、翌日から違う仕事に回されるということも起こった。
内房線と地域を守る会 第5回総会を開催
ワンマン運転反対、ローカル線の切り
捨てを許さず、地域一帯となって闘おう
6月27日、館山市コミュニティーセンターにおいて、内房線と地域を守る会の第5回総会が開催された。
総会は、1年間の闘いの経過と会計報告が行われ、その後、21年度活動方針案として、@ワンマン運転反対を掲げて活動を強化すること、AJRや国交省への要請行動の継続、B高齢者・障害者等が安心して乗降できる改善要求、C千葉への直通列車の増発を求めることなどを求めていくことなどが提案された。
質疑応答では3月に内房線、外房線、鹿島線で強行されたワンマン運転の拡大について意見が集中した。
〇3月16日、ワンマン列車で乗客が骨折する事故が太東駅であったがJRは発表していない。問題だ。
〇運転士からは車内が見えない。モニターでの確認は限界がある。
〇動物との衝突が多くなり、遅れも発生する。根本的対策が必要だ。
〇みどりの窓口廃止や定期券券売機の撤去など、どんどん不便になっている。
〇駅の棒線化により折り返しができなくなるなど混乱時に問題が発生するのではないか。
幹事会からの答弁が行われた後、参加者の拍手で方針案が採択された。そして最後に、新たな幹事も含めて役員が選出・承認され、代表には新たに梅沢和子さんが選出された。
内房線と地域を守る会とともにローカル線切り捨て反対で闘おう! |