東京五輪開会式の7月23日、「改憲・戦争阻止!大行進」の呼びかけで渋谷デモが行われた。15時から代々木公園西側にある「はるのおがわコミュニティパーク」で集会を行った。主催者を代表して森川文人弁護士が、「東京のコロナ感染者約2千人、この状況で強行されるオリンピックは民衆のためのものではない。始まればテレビに釘付けになり反対の声はなくなると思っている。なめられるわけはいかない。人民は怒っている。この怒りの声を渋谷一帯に轟かせよう」と訴えた。動労千葉から中村書記次長が決意(別項)を述べた。
集会後、渋谷駅に向かって800人がデモに出発、17時から渋谷駅ハチ公前でリレーアピールを行った。開会式の20時から、学生たちが中心になって、新国立競技場前で機動隊の弾圧に抗して弾劾行動を行った。
中村書記次長の発言
オリンピックは安倍前首相の「(福島原発事故は)コントロールされている」の大ウソ演説で復興五輪≠ニ称して強行された。しかし、福島原発はデブリも取り出せず、汚染水は一杯で海洋放出するといっている。福島原発事故は終わっていない。
新型コロナウイルスに乗じて菅政権は、土地規制法やデジタル関連法などの治安立法を次々と通し、台湾有事をあおって集団的自衛権の行使に言及するなど、戦争の足音は大きくなるばかりだ。改憲を絶対に許してはならない。戦争で殺されるのは労働者・市民だ。
コロナ感染の第5波、医療崩壊の危機の中で医療従事者をオリンピックに動員し、声をあげる人々へ大弾圧を加えている。私たちは、『こんな社会は間違っている』と声をあげていいんだ。資本の金儲けでしかない戦争、そしてオリンピックに「ノー」の声を共にあげていこう。