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検修・構内業務外注化は完全に破たん!
ただちに外注化を撤回しろ!

3/23千葉支社団体交渉

申25号「検修構内業務の外注化に関する緊急申し入れ」交渉

「10年で完成」は不可能だ!

組合 本社で議論した中身について千葉支社に報告、連絡はあったか。

会社 内容については受け取っている。

組合 これまで支社は「本社施策で千葉支社で判断できない」と回答を逃げることがあった。今回は、本社から各現場で交渉してくれと回答があった。支社は判断を逃げずに回答してもらいたい。現在、検修・構内業務でCTSに若年出向・エルダー出向の人数、副所長の人数、CTSプロパー社員の人数は何人か。

会社 エルダー出向は、津田沼が9人、幕張が構内、派出、信号あわせて48人と上回りが5人、京葉が2人と上回りが5人。若年出向は、津田沼が1人、幕張が19人、京葉は6人。副所長は幕張でエルダーが2人、若年が10人。京葉はエルダーが3人、若年が1人。津田沼はエルダーが3人、若年はなし。CTSプロパー社員は、津田沼が6人、京葉が20人、幕張が26人(上回り、転削を含む)。

組合 CTSの各事業所ごとに、1日の仕事を回す上で必要な要員数は把握しているのか。

会社 日勤が何人という勤務種別は把握しているが、標準数などは特に決まっていない。

組合 10年まであと1年半だが、プロパー社員3割、エルダー・若年が7割だ。どうやってプロパー社員中心の体制を作るのか。

会社 完成に向けて取り組んでいく。失敗したとは思っていない。

組合 「10年で完成」というのに、どこがうまくいっているのか? 千葉支社は今後どう考えているのか?

会社 CTSは採用計画をたてている。プロパー社員の教育、技術力向上などサポートしていく。

組合 70歳になるエルダーが出てきて、これからエルダー社員でCTSに行く人は減る。外注化を10年で完成させるというのはJRの計画だ。その下でCTSがやっている。計画のために、CTSに「こうしてくれ」と言わなければいけないはずだ。

会社 エルダー社員の送り込みは連絡を取りながらやっている。採用や要員数、配属に関してはグループ会社で決定することだ。

組合 「10年で完成させる」と団交の場で回答した。会社の公式見解だ。

会社 そこは完成させる方向で行く。

組合 「10年」でできないのはなぜか。今のCTS幹部はみんなJRの運輸にいた人たちだ。外注化を進めた人間だ。CTSではできないということではないか。

会社 業務は遂行してもらっている。

休勤で現場に矛盾をおし付けるな

組合 現場では休勤が大量に発生している。少なくとも、JRからの出向者がそういう状況に置かれることはJRとしていいのか。

会社 勤務が厳しかったとは聞いている。一概に要員不足ではなく、年休取得で休勤が発生したと聞いている。

組合 年休取得で休勤が出たなら、人が足りないということだ。そんな状態がもう4ヶ月も続いている。養成もどんどん遅れている。これから65歳になるエルダーもでてくる。どのように要員を確保するのか。

会社 要員は年間を通して確保していく。人が減ったから一概に足らないとは言えない。

組合 これから要員はもっと大変だ。苦労するのは現場だ。JRとして責任が持てるのか。

会社 発注業務が遂行されることが第一だ。

組合 それで労働者に苦労させるなどあってはならない。CTSで十分に採用できるのか。

会社 採用について議論はしていない。グループ会社で判断することだ。補充はプロパー社員でやると聞いている。こちらから技術的な支援で出向させるということもあるが、基本的にはプロパー社員で回すことになる。

組合 JRが出すお金で人数も決まる。来年度は変わらないか?

会社 委託費の契約まではわからない。

組合 去年11月に若年出向者2名をJRに戻した。それで養成もできなくなった。CTSと打ち合わせもせずに戻したのか。

会社 そうではない。

組合 相談の上だというなら、CTSは何も言えなかったということだ。

会社 2、3月は相当厳しかったと聞いているが、4月以降はCTS内のやりくりで人を回すと聞いている。

組合 津田沼事業所から幕張に助勤が来た。幕張の上回りから急遽養成して構内に行かせている。それでもギリギリだ。JRからCTSに出向者が来たが、人が足らないからか。

会社 CTSから要員が足らないと要請があったわけではない。

ただちに業務をJRに戻せ!

組合 業務をCTSからJRに戻すことは考えているのか。

会社 現在はその計画はない。時代の変化と業務によってはありうる。

組合 会社は経費削減だと言うが、外注化で管理者の数は2〜3倍になった。経費削減なら直営に戻したほうが良いはずだ。直営なら作業責任者を通す必要もない。

会社 管理者が多いと言うが…

組合 脱線復旧はCTSだったが練習したいからとJRに戻した。それも計画にはなかった。10年で完成しない以上、直営に戻すべきだ。

安全・技術継承も破たんしている

組合 転削業務は経験を積んだプロパー社員が辞めて、1年以下の人が3人、2年以下の人が1人でやっている。安全上も教育上も良い状態ではないはずだ。

会社 CTSで教育はしっかり行っている。

組合 教育と言ってもベテランがいなくなっている。CTSの中できちんとした指導体制がない。技術力が低下してはならない。1〜2年では蓄積できないものがある。

会社 CTS内で訓練を行い、管理者の見極めを受かって業務を行っている。技術力を持っているという認識だ。

組合 見極めはその仕事をスタートできるということだ。それでいいというのは間違っている。プロパー社員を養成しても辞めてしまっている。これでは永久に完成しない。

会社 歩みは遅いかもしれないが…

組合 CTS内に技術体系、指導体制を作ると言っていた。8年半たってCTSプロパー社員の指導的、管理的な立場の人がいるのか。

会社 まだいない。

組合 上回りは土日の臨検作業を京葉も幕張もやっていたが、4月からはなくなる。安全上の問題はないのか。CTSの裁量ですべてやっていいことなのか。

会社 相談は受けた。土日にいなくてもできると聞いている。

組合 技術継承が上手く行っていないからだ。去年入社したばかりで何が出るかわからない臨検は困難だ。外注化の破たんだ。転削も危ない状況だ。痛ましい事故が幕張でもあった。安全指導はちゃんとやってもらいたい。

相次ぐプロパー社員退職

組合 採用された人がCTSの検修・構内業務に展望を持ってやれずに、ある程度年数が経つと辞めてしまう。これでは、いくら採用しても「10年で完成」は絵に描いた餅だ。

会社 グループ会社の待遇などについてJRから言うことはない。一体となって取り組んでいくことに変わりはない。

組合 辞めていくのは「金じゃない」といっている。やりがいや違和感だと。CTSで請けていない業務の試験をやらされたりする。管理者は全部JRからの天下りか若年出向者だ。外注化体制に展望がないということだ。

若年出向者の出向解除について

組合 若年出向者は延長になるのか。

会社 10年を目処に戻す予定だ。技術支援で構内指導に別の人が出向することはありうる。

組合 「CTSは技術がある」と回答したが?

会社 全てあるわけではない。人事交流の面もある。

組合 戻す予定の若年出向者は何人なのか。

会社 幕張は6名の予定だ。

鴨川派出の要員削減を撤回しろ

組合 鴨川の派出体制を2徹から1徹1日勤にした。どちらからの提案なのか。

会社 お互いにだ。業務量の関係や折返しの関係を含めてだ。

組合 CTSは何を根拠にしているのか。

会社 折返しが減ったこと、入換が1人になったこと、全体の業務量だ。

組合 業務量は減っていない。列車が故障していれば見なければならない。

会社 夜なら2人で見るか1人で見るかだ。

組合 検修関係は安全上2人で見るのが前提だ。1人では作業できない。

会社 それは仕方がない。

組合 それでは派出の意味がない。これまでは業務量が減ってから要員を減らしている。

会社 基本的にはそうだ。

組合 今度は「将来減るだろうから、今から減らす」というものだ。そんなことがあるのか。

会社 そういう観点もある。これまでに、そういったことがあったかは分からない。

65歳以降の雇用延長を行え!

組合 65歳以降の雇用について、JRの考えはどうか。延長を希望するエルダー出向者の組合員が団交前に延長しないと通告された。

会社 その通告についてJRではわからない。

組合 少なくともJRからの出向者だ。しかも、CTSの現場は人が足りない。要員確保の面でも雇用の面でも、65歳以降採用するようにJRとして働きかけるべきだ。

会社 JRからそういう働きかけはしない。

組合 グループ会社の判断ということか。

会社 65歳でエルダーは退職だ。あとはグループ会社個別の判断だ。

なぜ車両エルダーを作らない?

組合 支社として車両エルダーを作る考えはないのか。

会社 支社としてはない。

組合 本社にもいるし、工場や支社によっては一般職でも車両エルダーはいる。車両エルダー、運転エルダー、施設エルダーなど、職名はある。他支社に車両エルダーがいて千葉支社が作らないという理由は?

会社 他支社のことは聞いていない。千葉支社としては運転関係の業務で本体エルダーを採用してきた。

責任を取って外注化を撤回しろ!

組合 10年に向けてこれから問題が出てくる。出向させられて、制服が変わって、休日も減って、苦労してきた人がいる。JR自身が10年といった。それが破たんしている。

会社 会社としては破綻しているとは認識していない。引き続き本来の業務委託を遂行する。

組合 要員上も安全上も本当にピンチだ。今までと同じことをやるなら、われわれは闘争でもやる覚悟だ。要員としても安全上もだ。10年で体制ができない以上、責任を取って外注化を撤回すべきだ。

以上

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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