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No.

パイロットランプが点灯後に消える?!
対策するまでホームドア使用を中止しろ!

「ホームドア・TASCの不具合」に関する
緊急申し入れ(12/17)

1.この間、総武緩行線のホームドア設置駅において、列車が発車する際、パイロットランプの点灯を確認後、力行するまでの間に消灯するため、流転する事象が発生していることについて、原因を明らかにすること。
また、具体的対策が完了するまでの間、ホームドアの使用を中止すること。

2.定位置停止装置(TASC)について、所定の取り扱いを行ったにもかかわらず停止目標の許容範囲内に停止できない事象が発生していることについて、原因を明らかにすること。

緊急申し入れ その2 (12/18)

1.スマートホームドアは、隙間が大きいため子供が入ったり、悪戯等によりセンサーが稼働する恐れがあることから、隙間にアクリル板を設置する等、対策を講ずること。

 この間、総武緩行線のホームドア設置駅において、パイロットランプが点灯して出発しようとするとランプが消灯してしまうということが発生している。その状態でノッチを上げると、ブレーキは外れるが力行できない。そのため流転してしまう事象も起こった。

 ホームドアと車両との連携の不具合によるものと考えられるが、会社としても「原因不明」で具体的な原因は明らかになっていない。

「ランプ消灯」時点で安全上問題だ

 会社は、流転防止のために勾配起動を使ってノッチを上げるように指導している。力行回路が構成されたことを確認できればパイロットランプは消えないので、その時点で勾配起動を解除せよというものだ。

 しかし、ドアの開閉もせずに一度点灯したパイロットランプが消えるというのは異常事態だ。その時点で安全上の問題があるということだ。それなのに「パイロットランプが消えることもある」前提で日々の運転を続けさせるなど、安全をないがしろにしている。

 本来ならランプが消えた時点で、「何らかの原因でドアが閉まりきっていない」「車両が故障している」などの事態を想定しなければならない。それを毎回「ホームドアとの連携の不具合」と決めつけていいのか?

 会社がやるべきことは早急に原因を特定して対策を行うことだ。そして、少なくとも対策が行われるまで、ホームドアの使用を中止するのが当然だ。ホームドア使用を継続するために、「原因不明」のまま「パイロットランプが消えることもある」前提で運転させることではない!

安全より合理化を優先するな!

また、ホームドアに伴い設置された定位置停止装置(TASC)も、ホームドアの許容範囲内に停車できない事象が発生している。

 なぜこんな状況の中でも会社はホームドア使用を続けるのか? それは、会社にとってホームドア・TASC設置が安全のためではなく、ワンマン拡大・自動運転推進=乗務員削減のためだからだ。「原因不明」のままホームドア使用を続けて、安全をないがしろにするなど許されない! 3月ダイ改・合理化攻撃との闘いにたちあがろう。

組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!

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