年月日 No. |
11・19 CTS団交報告CTSは賃金抑制をやめろ! 18歳から定年まで働いても合計1万9千円しか上がらない
|
●年末手当に関する申し入れ(要旨) 1.基準内賃金の3・7か月分を支払うこと。2.契約・パート社員も、月額換算(平均)で同じ基準で 支払うこと。 3.契約社員については月給制に戻すこと。 4.契約・パート社員については、 @時給1500円に、 A賃金の事業所間格差の解消すること、 B定期昇給制度を復活させること。 5.全社員に住宅手当を支給すること。 6.契約・パート社員に扶養手当を支給すること。 7.深夜早朝手当の事業所間格差の解消、一律1500円に。 8.パート社員の年休日賃金について 「1日あたりの平均労働時間×時給」額を支払うこと。 |
---|
団交でのやり取りは、以下のとおり。
●社員の年齢給を3千円引き上げ
【組合】昨年4月に3千円、今年4月に2千円を引き上げているが、この時期に年齢給を引き上げるのはなぜか。
【会社】10月のJRとの契約更新の額に基づき検討した。作業量の増(空港第2ビルの清掃)、さらに作業単価も引き上げとなった。
【組合】年齢給引き上げの理由は。
【会社】働きがいの向上、募集、退職対策など総合的に考えて。
●44歳で年齢給は頭打ち!
【組合】提案された年齢給の表でも44歳以降は年齢給が上がらなくなる。40歳代半ば以降は一番お金がかかる時期だ。44歳以降も上げていくべきだ。
【会社】会社の体力から現時点ではこれが限界。
【組合】清掃では中途採用の方も多い。職務給も上げるべきだ。40代で入社した場合、昇給の幅が微々たるものになる。
【会社】会社の判断として年齢給を引き上げていく形を考えている。
【組合】では職務給の意味はなんなのか。
【会社】ぜんぜん上げないということではない。
【組合】社員の基本給の平均額は。
【会社】いまは分かりません。
【組合】JR東日本では平均42歳で基本給30万円程度。それに比べCTSの賃金はあまりに低い。人なみに生活し、結婚したり家を買ったりが可能な賃金水準から逆算して問題を立ててもらわないと。小手先の引き上げを繰り返してもプロパーの根本的な離職対策にはならない。
【会社】…。
【組合】JR全体の中での清掃の位置づけは? 清掃なしには車両は走らせられない。
【会社】それはそうです。大きいと思います。
【組合】清掃労働の占める位置は大きい。ではそれなりの対価をだすべき。グループ会社と言っているんだから。
【会社】上げていきたいのはやまやまだが体力的に…。
【年末手当について】
続いて、「年末手当に関する申し入れ」に基づき交渉を行った。とくに、正社員と契約・パート社員間の年末手当の格差(3倍から4倍!)をめぐって会社の姿勢を追及した。会社側担当者は、まともに回答することができず、その場での交渉を打ち切り、次週に再設定することとなった。
●契約・パート社員にも同じ基準で支払え!
【組合】組合としては3・7か月分を要求している。契約・パート社員についても同じ基準で支払うべきだ。年末手当については、正社員と、契約・パート社員の格差があまりにも大きい。社員の平均支給額は?
【会社】今は分からない。
【組合】今度、出してください。社員と契約・パートの格差の根拠は?
【会社】責任の大きさ。
【組合】「責任」とは具体的には何を指しているのか。
【会社】転勤ですね。
●格差賃金の根拠を
会社は説明できず!
【組合】契約社員でも責任ある仕事を担っている場合も多い。ほかに何があるのか。
【会社】思いつかない。
【組合】ありえない回答だ。現場的には同じ仕事をやっているのに、ここまで年末手当の格差があるのはあまりにおかしい。ボーナスの格差に対する怒りはすごいものがある。その根拠はなんなのか。転勤も現状ではほとんどないではないか。
【会社】……。契約・パートさんが、社員と同等の仕事をされていることは認識している。
【組合】契約社員の場合、10年以上働いた人でも今夏で夏季手当12万+一時金5万円=17万円。いくら働いてもこれ以上は増えない。正社員との差は3倍から4倍にもなる。これほどの格差を説明できる理由があるのか。
【会社】…。
【組合】こんな回答では話にならない。
(交渉を打ち切り。次週に再設定した)
( 別表1)年齢給の年齢間の差額 年齢給:18〜24歳まで +1500円/年 |
(別表2)年齢給表が改定された場合の初任給 【高卒】 【短大・専門卒】 【大卒】 ※組合:中途採用者については「会社が総合的に判断」。
|
---|
組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう!