![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() |
No. |
|
![]() |
![]() |
公的年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」が公表した、2018年10~12月期の運用実績は、なんと、14兆8039億円の赤字でした。利回りはマイナス9・06%。7兆8899億円の赤字を出して大問題になった15年7~9月期を大きく上回る過去最大の損失額です。GPIFが抱える150兆円資産の約1割が、わずか3ヶ月で消えてしまったのです。18年10~12月期の赤字は国内株と外国株の巨額損失によるもので、国内債だけは4242億円の黒字。安倍首相の号令で株式の比率を上げなければ、15兆円もの損失は出ていなかったということです。
労働者が汗水垂らして働き、その収入の中からやっとの思いで払い積み立ててきた年金を紙くずのように扱うことなど許せない!
「一億総活躍」 =死ぬまで働け!
安倍政権は、「生涯現役社会の実現」を掲げ、70歳までの雇用確保を企業の努力義務としました(未来投資会議)。それどころか、「年金支給75歳」を打ち出しています。年金を奪い、働かなければ生きていけない状況をつくろうとしているのです。「国際競争力」「生産性の向上」、資本家の国家と企業のために、「死ぬまで働け」というのが「一億総活躍」の正体です。徴兵制の思想と同じです。
もっとも深刻な問題は、非正規労働者で国民年金や健康保険に加入していない膨大な層がこれから50代・60代を迎えるということです。いまは、わずかばかりの親の年金にすがってなんとか生活できても、親の世代が亡くなったらどうなるのか。
新自由主義政策の下での30年。医療・介護、保育・教育、年金など社会保障制度が破壊され続けてきました。労働者にとっては、人間らしく生きていくうえで命に関わる問題なのです。
怒りの声の先頭に起とう!
生きていけない現実に対する怒りの闘いが世界中でまきおこっています。日本における国鉄闘争は、分割・民営化攻撃によって後退を余儀なくされきた労働運動の復権・再生をかけた闘いです。新自由主義によって非正規職に突き落とされ、格差・貧困を強制されている膨大な労働者の権利回復の闘いです。
すべての労働者の生活と権利のために、子や孫の未来のために、第3の分割・民営化攻撃を打ち砕こう!国鉄闘争が怒りの声の先頭に起とう!
11月集会へ、進撃を開始しよう!
組織拡大! 闘う労働 組合を歴史の最前線に登場させよう!