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JR東日本賃金制度改悪を提案(5・14)

日当、乗務員旅費等を廃止−廃止に伴う特別措置として一時金支払いを提案

ジョブローテーションの提案粉砕!

 5月14日、JR東日本は、「新たなジョブローテーションの実施に伴う賃金制度等の改正」について提案を行ってきた。
 提案では、「今回、特殊勤務手当(乗務員手当等)は見直しません」として手を付けなかったものの、乗務旅費や日当等を廃止する内容となっており、今後、乗務員手当の改悪を狙っていることは明らかだ、
 ジョブローテーションー賃金制度改悪に対して、職場から反対の声をあげよう。

 提案の概要は以下のとおり。
1 「新たなジョブローテーションの実施に伴う賃金制度の見直し」について
【基本給の調整の見直し】
@発令により、区分(営業、輸送、乗務員、車両、施設、電気、事務、医療、企画部門、出向)が2つ以上に達した場合、基本給に2000円を加算する。
A3職経験、運転士等から駅等への異動(ライフサイクル深度化等)、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整は廃止する。
B移行措置として、87年4月以降の発令により2つ以上の区分に達している場合は、2000円を加算する。
C改正前に3職経験、運転士等から駅等への異動(ライフサイクル深度化等)、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整の適用を受けている者は、適用を受けた基本給とする。
D19年度以前に運転士試験合格者が、来年4月以降、3職経験、運転士等から運転士等以外への職名の異動による基本給調整に該当する場合は、1000円を加算する。ただし、55歳以上以上は除く。

【夜勤手当の見直し】
 現行C単価 100分の35
 ←
 改訂 C単価 100分の40

【職務手当の見直し】
 現行、運転士見習の技術指導担当5000円、車掌見習の技術指導担当4000円を、乗務員の見習の技術指導担当5000円に統合する。

2 「旅費制度の改正」について
【旅費の種類の見直し】
日当及び宿泊諸雑費を廃止する。
業務上必要な経費は実費を支給する。

【連絡旅費の見直し】
 宿泊費11000円を13000円に引き揚げる。

【職務旅費の見直し】
 日当等の廃止に伴い助勤旅費、乗務員旅費、その他の乗務旅費を廃止する。
【赴任旅費の見直し】
@転勤に伴う転居の費用について、移転料及び家財運送料の支給方法を変更する。
A移転料は、20000円→40000円を支給する。
B扶養親族移転料として、1人当10000円を支給する。

【海外旅行費用の見直し】
@交通費は実費及び旅行雑費を支給。
A食卓料は廃止。
B支度料は廃止し、渡航諸費として1日当たり9000円を支給する。

【日当等の廃止に伴う特別措置】
日当等の廃止に伴い、特別措置として一時金を支払う。
@17年4月から20年3月の日当の実績から1月平均支給額を算出し、端数処理を行い、一時金支給基礎額とする。
A基礎額に「36」(3年分の意味)をかけた額を一時金として支給する。
B20年4月から23年3月までに満60歳となる者については、定年までの月数分とする。
C定年後、本体エルダーにとなった場合は、「36」からJRで働いた期間を引いた残り期間の額を支給する。支給時期は、本体エルダーになった直近の精勤手当支給時とする。
D支給時期 JR本体の場合は20年夏季手当時に支給する。

【実施時期】
実施時期は、20年4月1日。

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