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 CTS新賃金 

ゼロ回答!絶対に許せない!

JR天下りは「お手盛り報酬」

 CTS(千葉鉄道サービス)は4月9日、2019年4月1日以降の新賃金の回答を提示してきた。内容は本当にひどい超々低額の回答だ

▽社員 定期昇給を実施(4号俸)、年齢給に一律2000円を加算。
▽契約社員、パート社員については賃上げを見送り。

これでは実質賃下げ!

 CTSの現場の3分の2を占めている契約・パート社員については文字通りのゼロ回答、一円たりとも賃上げしないというひどい内容だ。正社員についても、昨年の春闘では年齢給3000円加算、職務給1号俸加算(約3500円程度のベースアップ)が実施されたが、今年は大幅に後退している。時間単価にすれば12・5円、一日あたり100円弱という話にならない水準だ。
 4月から食品などの値上げが相次ぎ、秋には消費増税(+2%)も計画されている。何も上げなければ実質賃金は引き下げになる。2019年度決算(速報値)でCTSは約130%の増益、営業利益は3400万円になった。にもかかわらず現場からの死活的な要望を平然と踏みにじるCTS経営陣は絶対に許せない。

天下り所長の手当は2倍に!

 他方、4月1日から実施された就業規則改定では、所長手当(職務手当)は現在の2万円から4万円(2倍!)に、副所長は1万5千円から2万5千円に増額された。
 会社側は「これまでの管理者の手当が低かった」「社員のやる気を引き出すため」などと言っているが、会社創立から10年で一人でも現場から所長になった者がいるのか! すべてJRからの天下りだ。とんでもない「お手盛り報酬」、やっていることはカルロス・ゴーンと一緒だ。いったい日々の現場の仕事は誰がやっているのか。こんなふざけ切った会社があるか。税金対策で、くだらないコップを配る余裕があるなら10円でも20円でも賃金を上げろ!

これで人が来るわけがない

 回答の場において、会社側は「契約社員、パート社員は昨秋に引き上げを行った(+10円)」「60〜65才の賃金引き上げを行った」から、今回の賃金改定は見送ったと言っているが、話にならない。
昨年は4月に10円、10月に10円を引上げが行われたが、合計しても最低賃金の引き上げ幅(25円)にも満たない。千葉エリアの事業所賃金(980円)ですら東京都の最賃(985円)以下に転落している。
 リクルートが3月に公表した三大都市圏(首都圏、東海、関西)の募集時平均賃金は1041円だ。木更津地域などでも大型店舗の出店があいつぎ、販売系などでは、のきなみ時給1000円を超えている。CTS賃金は社会の中ですでに完全に陥没している。これで人が来るわけがない。そして会社は、要員不足の矛盾はすべて現場に押し付けつづけているのだ。

格差はさらに拡大

 この間の団交では、夏期・冬期のボーナス、扶養手当、退職金など正社員と契約・パート社員の格差是正、さらに事業所賃金の格差是正についても繰り返し要求してきた。にもかかわらず会社は「原資がない」とゼロ回答を繰り返した。それどころかこの回答では、基本賃金においてすら正社員と、契約・パートの格差はさらに拡大する。「同一労働同一賃金」の流れにも逆行
しているのだ。

動労千葉に加入し、ともに闘おう!

 8日の団交で現場組合員は「都合のいいときだけ『グループ会社』と言っているが、賃金は別なのか」「肉体労働やって昼がカップ麺ひとつ。これで本当にいいと思っているのか」「みんながきちんと昼飯ぐらいは食えるようにしてやってくれ」「体を壊しながら夜勤を続けなければ食っていけない賃金だ。せめて日勤だけで食える水準に」と訴えた。会社は、こうした現場の声をどう思っているのか。
「生かさず、殺さず」の奴隷じゃあるまいし、こんな回答、誰一人として認めない。現場から怒りの声を上げよう! 動労千葉に加入し、ともに闘おう!

組織拡大! 闘う労働 組合を歴史の最前線に登場させよう!

 
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