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CTS 賃金改定と就業規則改定を提案CTSは27〜28日に最低賃金の引き上げに対応する賃金改定と就業規則改定を各労働組合等に提案した。 60〜65歳の賃金を大幅に引き上げ
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職場の怒りの声を反映
これまで60歳時の引き下げ(80円〜30円)により、最大で約1万3千円(月額)もの賃下げとなり「とても食べていけない!」と怒りの声が上がっていた。この数年にわたって「60歳時点での賃金引き上げをやめろ」と要求してきたが、今回それが反映された提案となった。
嘱託の最低額も引き上げ
嘱託賃金はこれまで「60歳到達時の基本給額×68%、各事業所別の60歳以上の賃金に達しない場合はその額」だったが、60歳〜65歳までの時給額引き上げにともない嘱託賃金最低額も引き上げとなる。
基本賃金は10円!
一方で、事業所基本賃金(時給)については、昨年10月に続いてわずか10円の引き上げ提案となっている。
昨年は最賃26円引き上げに対して10円、今年も27円引き上げに対して10円だ。今年4月に時給10円アップがあったものの、まったく話にならない低額回答だ! 千葉以西の事業所(980円)ですら東京の最低賃金(985円)以下になる。
環境アクセスは50円!
他方環境アクセスでは、千葉エリアも含めてパート社員、一律50円アップが提案されている。こんなことをしていたら、CTSの賃金は、全体の中で、ますます落ち込んでいくばかりではないか。要員も集まらなければ、継続して働き続けることもできない。
千葉以西ですら日勤だけなら手取り額は12〜13万円にすぎない。外周地域の事業所では、まさに最低賃金ギリギリの提案だ。あくまでも「最低でも時給1000円」「全事業所で時給1500円」を求め闘っていく。
もうひとつの大きな変更点は、深夜早朝手当の支払基準の変更だ。これまでは事業所ごとに深夜早朝 手当が定められ、最大で6倍(1500円〜250円)もの格差があった。今回、CTSは、
@深夜帯すべて(22時〜朝5時)をすべて拘束している場合(主に運転車両)=1500円
A深夜帯の実労働時間が4時間以上=1500円
B深夜帯の実労働時間が4時間未満=500円、という新しい支払基準を提案した。
これでは格差の固定化だ!
これは改善したように見せかけて、事業所間格差の固定化を狙う許しがたい提案だ。同じ深夜帯に働きながら、なお3倍も格差(10徹で月に1万円、15夜勤すれば1万5千円もの開きとなる)が発生するのは絶対におかしい。外周地域では時給額も安いため「せめて深夜早朝手当は同じにしろ」と切実な声があがり続けてきたのだ。これで、この問題を終わらせることなど絶対に許されない。
作業ダイヤ変更で、どうにでもできる悪質なやり方
例えば木更津事業所では、午前2時までが拘束時間(深夜帯4時間)なのに、深夜帯に休憩時間が入るため「実労働時間が4時間未満」となり手当額は500円となる。こんなおかしな話があるか!
休憩時間の設定は、電車の入区時間などJR―CTSの都合で変動しうる。他の事業所でも、午後10時〜午前2時の間に休憩時間が入れば「実労働時間が4時間未満=500円」になってしまう可能性もある。こんな不合理で悪質な基準設定は絶対におかしい。
一律1500円を!
深夜帯に働く身体的負担は小さい物ではない。事業所によっては4連続夜勤、5連続夜勤など、人間の限界を超えた作業シフトが設定されている。こうした作業を担っている仲間のことを、会社はなんだと思っているのか!
われわれは、あくまでも全事業所、一律1500円の支払を求めて闘う決意だ。