年月日 No. |
東労組の組合員に訴える!(下)動労千葉に結集しともに闘おう!
この先に始まること 今起きている事態は、東労組すら「用済み」として使い捨てようということだ。会社と東労組の抗争は、現場の気持ちと全く無関係なところでくり広げられている。「会社に従うのか、従わないのか」「組合を脱退するのか、しないのか」。そんなことだけが踏絵のように強制されようとしている。「もううんざりだ」という気持ちが職場に垂れこめている。 これが職場の現実だ! 会社は、「乗務員の皆さんへ」「車両メンテナンス社員の皆さんへ」と題して職種ごとに、「職責を全うせよ」という内容の掲示を張り出しているが、会社は検修や運転で働くわれわれを何処につれていこうとしているのか、何一つ明らかにしていない。「安全で品質の高い車両の提供が第一の職務」と言うが、職場の大半が外注化され、多くの仲間が強制出向させられている。CTSでは「機動班も機能保全もいずれ(外注化で)私たちのところに来ることになっています」と平然と語られていながら、そこで働く者には何も説明されていない。しかもCTSでは本当にわずかな教育しか受けていない者が仕業検査等に従事している。それについてCTSは、団交の場で「総合的な技術力は(JRから)要請されていません」と平然と回答する始末だ。これが偽らざる職場の現実ではないか。 「使命」? 綺麗事を言うな! さらに、会社は「事象が発生した際は直ちに現地に駆け付けて適切な措置を行い、お客さまへの影響を最小限に止めることが使命」とか、「お約束した列車を確実に運行するとともに、事象が発生した場合は安全を確保した上ですみやかにダイヤを平復させることが使命」だというが、検査派出の多くを外注化してしまい、残った千葉検査派出も、4名が常に待機し、いつでも出動できる体制をとっていたのを2名体制にしてしまおうとしているのが現実だ。それどころか、房総半島を「復旧よりもバス代行を優先する区間」として、災害時等の復旧体制を解体してしまったのが現実だ。それから時が経ち、地方のバス事業所の撤退等により、バス代行すら手配できなくなり、台風の時などは乗客を乗せたまま一昼夜列車を放置しているのが現実ではないのか。言っていることとやっていることが余りにも違い過ぎる。 職場に闘う労働組合を! 鉄道の運行も、安全も、全部現場の労働者が担っているというのに、その労働者がこれほど蔑(ないがしろ)にされ、軽んじられていいはずがない。これほど莫大な利益をあげながら、働く者を犠牲にして、とり憑かれたかのように効率化とコスト削減に突っ走るJRを許すことはできない。「組織を守るため」と称して幹部たちの自己保身のために労働者を犠牲にする「名ばかり労組」も許すことができない。 | |
組織拡大! 闘う労働組合を歴史の最前線に登場させよう! |