全国の貨物職場から怒りの声を!
2018年・闘いの課題
本線運転士の高齢者対策確立
貨物でも最大の闘いの課題は、「65歳まで安心して働ける労働条件」の確立です。何より本線運転士の高齢者対策が切実な課題となっています。年金満額支給が段階的に65歳となり、本線運転士を続ける以外に働き続ける選択肢がない状況です。千葉機関区では、このまま行けば本線運転士として60歳定年後の嘱託社員としての再雇用が3年後には10名、4年後は18名となります。(会社全体としても、5529名の社員の内、56歳以上が924名と17%を占めています)
抜本的な仕業緩和、「標準数」の見直し、特休・年休が完全に取得できる要員体制等、今からそれを見据えた労働条件を確立していかなければなりません。本線運転士を降りることになった時の働く場の確保も重要な課題です。
人事・賃金制度改悪を許さない
いま、「いよいよ本体業務の見直しに着手する時期を迎えている」「仕事の進め方や諸制度等を、全社をあげて抜本的に見直し、実行する」「グループ各社を巻き込んで業務改革を展開する」として、2017年から2021年までの5年間を対象にした「中期経営計画2021」が進められています。
その重要な取り組みとして、経営統括本部総務部に、「新人事・賃金制度」を導入するための「人事制度改正推進室」が新設されました。
「社員が働きがいのある会社にするための人事・賃金制度の刷新などを柱に取り組んでいく」としています。しかし、「生涯賃金をいっさい変えない定年延長」=ただ働きの強制、定年延長と引きかえの賃金ピーク制、若年の賃金を削り込む、成果主義を導入する=賃金による分断支配等の人事・賃金制度の改悪には、絶対反対の立場で闘います。
新たな決意で18春闘総決起へ!
【18春闘重点項目】
@ベアゼロ回答打破!大幅賃上げ獲得へ。ベアゼロの連続は、なによりも青年労働者を直撃します。働けど働けど雀の涙でいいわけがない!
全社会的にも、貨物会社でも、「嘱託社員」がいなければ業務が回らなくなるのです、堂々と、「人が足りない→それなら賃金上げろ!」と、闘おう!
A人事・賃金制度改悪との闘いにおける勝利の道は、これから起きようとしていること、真実を明らかにし、全国の貨物職場から怒りの声を上げ、日貨労の裏切りを許さない闘いをつくりだすことです。
そのためにも、動労総連合の全国的建設=組織拡大の展望を切り開こう。
B千葉機関区への新規採用者の配置、今後の石油輸送など、将来展望の明確化。
C貨物における反合・運転保安確立=本線運転士の高齢者対策の確立。
【例会にあつまろう】
毎月の例会は、組合員の意思統一の場として大切なものです。身近な問題点、諸要求を持ち寄り、団結して闘い、誰もが安心・安全に働ける職場環境を整えなければなりません。
「線路実態」、「指令の指示について」などの調査関係、「施設設備の改善要求」等、協力して頂いた結果を集約する場でもあり、また、本部貨物協議会、支部からの大事な報告や指示を伝える場でもあります。勤務者以外、全員の参加を訴えます。一人ひとりの知恵と力を結集し、展望と希望を切り開いていきましょう。
当面、3月ダイ改、18春闘へ総決起を開始しよう!
分割・民営化による不当解雇から31年
2・11国鉄集会に総結集を!2月11日(日)午後3時30分〜 船橋市勤労市民センター(地下二階ホール) |