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地域社会から将来の希望を奪うJR3月ダイ改へ怒りの声あがる

2・4内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会に170人が結集

 2月4日、内房線と地域を守る会(松苗禮子代表)が呼びかけた「内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会」が開催され、地域住民、各支部組合員など170名が参加し、怒りの声を上げた。

 地元住民から次々に反対の声

 

 主催者あいさつにたった松苗禮子代表は、腹話術でアピールを行い、「『JRのやり方はおかしい』『各駅停車の折り返し運転はやめて』『元のように特急を走らせて』ということで運動ができれば大きな力になる」「運動の秘訣は絶対に諦めないこと」と訴えた。
国会議員からの報告として青木愛参議院議員、市議会議員からの報告として館山市議の鈴木順子議員、石井敏宏議員が発言にたった。
次に各界からの訴えとして、内房線と地域を守る会の呼びかけ人を中心に様々な方からの発言があった。
駅を利用して地域で生活する立場から、「安房地域を活性化させたいのに、これではますます寂れてしまう」「都会は便利に、田舎はますます不便になっていくが、住み慣れたところを離れることは出来ない」「直通運転の廃止は何としても止めてほしい」という訴えがあった。
また、地元から以下のような方の訴えもあった。
元教員の方:「生徒の引率などの移動は列車だが、直通でないと不便で仕方がない」「地域から廃止できない状況をつくりたい」
弁護士の方:「公共交通である鉄道を住民の意志を無視して運行すること自体がおかしい」「近い将来あるであろうさらなる列車削減、第3セクター化に向けて反対運動をつくりたい」
元新聞記者の方:「鉄道文化を残したい」「東京方面から内房線で館山まで来ようとすると4回も乗り換えた。これでは大変。みんなが自然に使える環境をつくることが必要」

 地域と内房線を守りぬこう

 動労千葉を代表して発言に立った木更津支部の山田繁幸本部執行委員は、これまでダイ改のたびに館山運転区廃止や特急の廃止などの地域切り捨てが行われてきたことをあげ、「会社が『系統分離』といっているのは、分離運転―ワンマン化への一歩」と訴えた。
 また、ワンマン運転が導入された久留里線は、日中は5時間半も列車が来ないほど列車が削減された上に、駅も無人化され、さらに上総亀山駅発の初電、亀山着の最終列車の削減が提案され

ている。内房線や久留里線の切り捨てについて、「田舎者は我慢しろと言わんばかりだ」と弾劾した。
そして、「自分たちの地域と内房線が切り捨てられるのを、会社の言いなりで黙っていられない。館山と内房線を守るために怒りの声をあげ続けていきたい」と決意を語った。
まとめの発言を守る会の朝生進さんが行い、集会アピールが採択された。 最後に、守る会呼びかけ人による南房総版南京玉すだれで会場が大いに盛り上がる中、集会は締めくくられた。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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