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新春インタビューA 田中康宏委員長第2の分割・民営化攻撃を打ち砕こう闘いの展望●この攻撃にいかに闘うのかについてお願いします。 田中 「団結さえ崩さなければ必ず展望は生まれる」。これは、長い闘いの中で何度も確認してきた動労千葉の原点です。まず何よりもこの原点に立ち返りたい。それと、開始されようとしている攻撃の意味・本質を全力を尽くして現場の労働者に知らせることです。力は職場にある。さらに、攻撃の弱点はどこにあるのかを見すえて闘いを組織する必要があります。 ●攻撃の弱点、闘いの展望はどこにあるのですか。 田中 最大の弱点は、30年に及ぶ新自由主義政策によって、すべてが限界を超えてしまっているというのに、その道をさらに突き進もうとしている点にあります。雇用や権利だけでなく、人間が生きてゆくのに必要な最低限の条件、安全をはじめ鉄道が鉄道であるために必要な条件など、すべてを破壊して暴れ回る破滅的攻撃に他ならない。生み出されるのは矛盾のルツボです。そこを突いて闘う。 3月ダイ改―17春闘へ!●3月ダイ改〜17春闘の過程が当面する焦点ですね。 田中 3月ダイ改では、「選択と集中」路線に対し、地方からの反乱のひとつの典型的な姿を館山でつくれないか挑戦したいと考えています。 ●あらためて民営化反対の闘いを組織しなければならない情勢ですね。 田中 さらにこうした職場に根ざした闘いと結合して、国鉄闘争全国運動や動労総連合の仲間たちとともに、社会的な規模で価値観転換をめざす闘いに挑戦したい。それは、民主労総の闘いから学んだことです。2013年の鉄道労組の23日間に及ぶストライキが「民営化反対」で世論の7割以上を獲得した。またこの1年半にわたるゼネストへの困難な挑戦が、「公共サービス部門に成果主義など導入したら社会が破壊される」という意識で社会全体を獲得したのです。そしてそれが実現したときに、怒りの声は数百万の民衆決起となって燃え上がりました。われわれも、第2の分割・民営化攻撃や東京都丸ごと民営化攻撃をめぐって、こういう闘いに挑戦したい。当面、2月12日に開かれる国鉄集会に向けて、「民営化反対」の大キャンペーンを展開し、ストライキを構えて3月ダイ改に臨みます。 1047名闘争、被曝労働拒否の闘い●1047名闘争も今年が勝負ですね。 田中 JR東日本は「JR設立委員長は確かにJRの当事者だが、井手文書については関知しない」と言ってきました。われわれの闘いはJRを当事者として引きずり出し、追いつめています。絶対逃がしてはならない。第2の分割・民営化攻撃が本格的に開始される年だからこそ、この情勢をチャンスととらえて、1047名解雇撤回の旗をこれまで以上に高く掲げたい。国鉄分割・民営化攻撃をのり越えたとき、日本の労働運動は間違いなく力を取り戻します。 勝負の年・2017年●最後にひと言 田中、日本のマスコミは報道しなくなっていますが、韓国の闘いは何ひとつ終わっていません。12月31日にも、ソウルだけで90万人が集まっています。民主労総は「今度は大統領の顔を変えるだけで終わらせない」と必死で訴えている。民主労総は、資本主義・新自由主義をのり越える歴史的な挑戦を続けているのです。 アメリカではトランプ政権が発足する。EUでも、離脱を決定したイギリスだけでなく、ほとんどの構成諸国でこれまでの支配のあり方が崩壊しようとしている。中東では果てしない戦争が続き、朝鮮半島ー東アジアをめぐる戦争の危機が迫っている。戦争法強行採決から1年4ヵ月。安倍政権は、アベノミクス崩壊に怯えながら、日本を「戦争のできる国」へと急速に変貌させようとしています。 =*==*=*=*==*=*=*==*=*=*==*=*=*==*=*=*==*=* 2016最後のろうそく集会、延べ1000万人突破 12月31日、ソウル鍾路区の光化門広場で第10回ろうそく集会「送朴迎新-汎国民行動」が開かれた。主催側の「朴槿恵政権退陣非常国民行動」は、この日午後9時基準で90万人以上の市民がソウルに集結し、ソウル以外の地域には10万人以上が集まったと明らかにした。この日まで、朴大統領退陣を要求するろうそく集会に参加した延べ人数が1000万人を突破したと明らかにした。 |
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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