JR千葉支社―3月ダイ改の労働条件を提案
内房線ー君津系統分離による列車削減=地域切り捨てを絶対許すな!
12月22日、JR千葉支社は、来年3月ダイ改の労働条件について提案を行ってきた。
3月ダイ改の概要は以下のとおり。
内房線ー昼間帯は、千葉までの直通運転がなくなる
◆内房線
◎3月ダイ改で千葉支社は、内房線に「君津系統分離」と称して、千葉〜館山間の9時台〜16時台(一部17時台)の時間帯の列車は、全て君津駅(木更津駅)で折り返し運転を実施するとしている。
下りは、君津着9時29分(増発)〜14時31分までの6本と17時13分着の1本で計7本の快速列車、上りは、君津発8時57分〜14時44分までの7本の快速列車を対象に系統分離を行うとしている。実施する理由として千葉支社は、「上り方面への利便性拡大」を行うとしながら、もう一方で、「風による内房線の遅れを上り方面に波及させないため」と説明してきた。そのため、館山方面からの列車が風等で遅れた場合、快速列車は接続を待たずに発車するとしている。儲かるところには列車を走らせ、儲からないところは徹底的に切り捨てるというJRの姿勢を絶対に許すことはできない。
◎今年3月ダイ改で、特急列車削減に伴い新設した特別快速の廃止。
◎各駅停車の廃止について。
・千葉〜館山間
191M(千葉16時03分発)
1127M(千葉18時28分発)
126M(館山5時07分発)
128M(館山5時27分発)→姉ヶ崎始発に変更
・千葉〜木更津間
159M(千葉11時00分発)
169M(千葉12時31分発)
177M(千葉14時00分発)
164M(木更津11時44分発)
172M(木更津13時14分発)
182M(木更津14時44分発)
◎館山2番列車(126M)、3番列車(128M)の廃止に伴い、館山帯泊は5本とする。
◎128Mが姉ヶ崎始発になることから、姉ヶ崎駅での準備時間を設定する。
◆久留里線
◎久留里〜亀山間で次の初列車、終列車を廃止するとしている。
920D(亀山発5時07分初列車)→久留里駅始発に変更
2951D(久留里22時41分発→亀山22時59分着の終列車)
◆京葉線
◎夕方通勤時間帯に、東京発18時32分の西船橋行きを1往復増発する。
◆特急関係
◎NEX 横浜方面の上り3本、下り3本を削減し、新宿方面に上下2本ずつ増発。
◎わかしお3号、11号、19号、4号、12号、20号について、257系から255系に運用変更。
◎さざなみ1号を姉ヶ崎駅停車とする。
◎しおさい14号銚子発を19時15分に変更。
◎新宿さざなみ2号を館山発15時01分に変更
◆要員関係
◎木更津運輸区では、君津系統分離に伴う泊行路1減、日勤行路1増により運転士2名減、車掌については行路増で5名増としている。
◎千葉運輸区では、運転士、車掌ともに臨要員1名増としている。
◎蘇我運輸区では、土休日の行路削減を縮小することにより運転士2名増、車掌は臨要員1名減としている。
◎鴨川運輸区は、君津系統分離による行路数減で車掌11名減としている。
◆ダイ改実施期日
来年3月のダイ改実施日は、3月4日(土)としている。
さらに千葉支社は、駅業務委託拡大及びみどりの窓口閉鎖、遠隔操作導入=改札無人化を提案してきた。
平井駅委託と、4駅の改札無人化(初電〜7時まで)を提案
◆駅業務委託
◎平井駅について、JESSに業務を委託する。管理4名、一般4名削減。なお、グリーンスタッフ(GS)は転勤で対応。実施日は、3月1日。
◆みどりの窓口閉鎖及び営業時間変更
◎幕張本郷(JR)、新検見川(JR)、佐貫町(JESS)、安房勝山(同)、潮来(同)のみどりの窓口を閉鎖。実施日は3月1日。
◎長者町、佐貫、安房勝山、富浦、南三原、笹川の営業時間を、9時〜17時の時間帯に変更。実施日は、3月1日。
◆駅遠隔操作=改札無人化の拡大
◎稲毛駅を制御駅として新検見川、西千葉の各駅に遠隔操作を導入し、改札無人化を実施。実施日は、2月1日。
◎稲毛海岸駅を制御駅として、検見川浜、千葉みなとの各駅に遠隔操作を導入し、改札を無人化する。実施日は、2月1日。 |