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運転保安確立! 外注化を粉砕!定年延長の実現を

乗務員分科会第39回定期委員会

 12月1日、DC会館において第39回乗務員分科会定期委員会が開催されました。
議長に佐倉支部・椎名君を選出し、乗務員への責任の転嫁に対する怒りと、検修・構内外注化の弊害による安全の崩壊等の怒りの中で、約50名の組合員が結集しての委員会となりました。
 鈴木乗務員会長より、「今、外注化の弊害による重大事故や架線柱倒壊をはじめとした不祥事により端を発したJRに対する不信感が、乗務員の監視へと繋がり、そのすべてを当該乗務員へと責任が転嫁されている現状は決して許すことはできない。外注化を粉砕し、運転保安確立と『外注化ではなく定年延長』を実現するため、全力で闘いぬこう」と挨拶が行われた。
 来賓として本部の田中委員長から「JRをめぐる現状と今後の闘いの方針について」の挨拶を受け議事に入り、常任委員会からの総括と方針提起を受け、質疑応答が行われた。

【質疑で出された主な意見】

 処分は許せない。
闘争の強化を

・佐倉駅におけるトイレ問題の処分は許せない。佐倉のトイレ設置は常に要求し続けてきた。統合詰所のトイレ不足も含めて、安全運行確保の立場からも闘争の強化を図るべき。(銚子)            

運転規制の通告漏れ
許される問題ではない

・トイレ問題は乗務員として深刻。DLの深夜においてはどうなるのか。
また、施設社員の徒歩巡回や線路内外でのトイレ使用時はどうなのか。
・地震発生時に運転規制の通告漏れが発生した。安全上、許される問題ではない。
会社の対応を含めて、取組みを強化すべき。(佐倉)          

乗務員用のトイレは必要

・トイレ問題に対する処分は乗務員として許せない。EL・DLはどうなるのか。
駅のトイレは必要であり、待ち時間においても乗務員用のトイレは必要である。
・乗務行路の改善を図って行きたい。
・ライフサイクルの深度化は、駅において日勤が多く、指定通路の整備や管理駅対策を行っている状況にある。ライフサイクルはおかしい。(水戸)

触車する事象が発生

・蘇我5番線・出区点検中に触車する事象が発生した。軽傷で済んだが、重要な問題と捉え対応している。(千葉機)

ワンマンの乗務員
負担の軽減を

・ワンマン運転の廃止は前提だが、乗務員負担の軽減からスイカ導入できないか。
・南線でイノシシと衝撃、確認の下車は、動物生存時に危険性がある。 (木更津)

踏切で死亡事故
会社の対応は不十分

・4種踏切において死亡事故が発生。雑草が身長程度まで伸びている状況にあった。会社は、気笛吹鳴標識を設置したが対応は不十分。4種踏切の1種への格上げを図る取組を更に強化すべき。(鴨川)
乗務員目線で追及を

等々、報告も含めて活発な意見が出され、問題点については団体交渉により解決を図ることを全体で確認した。乗務員目線により矛盾点を追及することを通して、会社の責任による安全確保を追求し労働者への責任転嫁を許さないこと、外注化を粉砕して検修・構内部門を要員・業務一体でJR本体へ戻すこと、この闘いをとおして「外注化ではなく定年延長」を実現し、組織拡大に立ち上がることを決議して、成功裡に終了した。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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