home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

JR貨物年末手当
「1.5箇月」の超低額回答を弾劾する!

ガマンの限度を超えた生活破壊

 「景気が伸び悩む状況・・熊本地震・・北海道内の線路寸断・・黒字化を目指している鉄道事業部門においては未だ12億円の営業損失となっています・・」(回答書から抜粋)
JR貨物は11月18日、2015年年末手当に関して、@基準内賃金×1・5箇月、A支払日、12月9日という回答を行った。
生活実態・組合要求とあまりにもかけ離れた超低額回答であり、断じて認めることはできない。17年連続のベアゼロ、それに続く期末手当の超低額回答は、我慢の限度を超えた生活破壊そのものだ。全国の貨物職場から怒りの声を巻き起こそう。

働いても、みんなもっていかれてしまう

 JR貨物発足当初の長期債務は、944億円。平成27年度中間決算における長期債務は、1666億円(有利子債務929億円+無利子債務737億円)。利息の支払い、旅客会社に払う線路使用料85億円。働いても、働いても、みんなもっていかれてしまう。
「JR東日本5期連続増収」(交通新聞)。東日本・東海・西日本の3島旅客会社は、決算のたびごとに利益を更新し続けている。
その配当金は「投資家・株主」という1%の資本家・支配階級に還元され、現場では安全が崩壊し、非正規職化が進行している。「国鉄分割・民営化とは何だったのか」ということを根底から問い直し続けなければならない。

日貨労の裏切り

 会社が赤字だろうが黒字だろうが、労働者は生きなければならない。
日貨労は、「現状を見極めた上で妥結する・・私たちは現状を認識して判断した」と裏切り妥結を行った。その一方で、「経営陣の責任において収入拡大に向けて更なる拡大を行い、黒字化を達成すること」と、会社にさらなる合理化推進を要求している。
現場労働者の怒りで「国鉄分割・民営化=国鉄改革」「貨物改革」のペテンを打ち砕こう! 第2の分割・民営化攻撃と闘い抜く、17春闘、次期ダイ改に向けて、今から闘いを開始しよう!
55歳からの基本給3割減給・嘱託社員の超低賃金打破、本線運転士の高齢者対策の実施=65歳まで安心して働ける労働条件を確立しよう。
11月25日、第22回千葉機関区支部大会の成功をかちとろう!

JR貨物期末手当の推移

『1995年』夏季2・45+年末2・6 =年間5・05
『2000年』夏季1・72+年末1・72=年間3・44
『2001年』夏季1・5+年末1・5  =年間3・0
『2010年』夏季1・58+年末1・62=年間3・2
『2011年』夏季1・63+年末1・57=年間3・2
『2012年』夏季1・61+年末1・59=年間3・2
『2013年』夏季1・1+年末1・3  =年間2・4
『2014年』夏季1・25+年末1・32=年間2・57
『2015年』夏季1・36+年末1・48=年間2・84
『2016年』夏季1・5+年末1・5  =年間3・0

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る