home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

一方は処分なし、他方で「報道で会社の信用が失墜」で乗務剥奪

処分撤回まで闘いぬこう!

10/31JR千葉支社団体交渉・記者会見行う

 佐倉駅で運転席から用を足してしまった問題で、10年4月に錦糸町駅でまったく同じ事態が起こっていたことが明らかになった。当然ながら、当該運転士への処分は行われていない。
この問題を追及し、10月31日にJR千葉支社との団体交渉を行った。

 会社の体面のためだけの処分

 団交で千葉支社は錦糸町駅での経緯について、@総武緩行線に乗務していた運転士が駅到着時に列車から用を足した、A当日に事実確認、翌日に事情聴取を行い、次の日からは乗務に戻したと説明した。
 事態はまったく同じにも関わらず、なぜここまで不均衡な処分が行われたのか? 一体何が違ったというのか?
 組合からの追及の前に会社は、「今回は会社の信用が失墜させられた」「錦糸町については、信用が失墜させられていない」と回答した。
 つまり、本人のやった行為ではなく「報道されたことが悪い」というのだ。
 結局、会社の体面を守るためだけに犠牲をすべて運転士個人に転嫁し、減給処分と強制出向・運転士剥奪という重処分を行ったということだ。
「ふざけるな!」。参加した各支部組合員から次々と怒りの声が上がった。

 組合主張の正当性が明らかに

 動労千葉は団交終了後、15時からこの問題で記者会見を行い、処分の不当性と行路緩和やトイレ設置など、乗務員の労働条件の改善が必要であることを訴えた。これを受けた新聞報道でも、次のように報道されている。

・同支社は処分の理由を「(問題が)報道され信用を失墜させた」と説明
・出区から千葉駅への到着まで、2時間以上トイレに行けない行路
・総武線をはじめ県内は乗務時間が長くなる行路が多く、労組側は数年前から途中の拠点 駅の佐倉駅ホームにトイレを設置するよう求めてきた
・(10年の錦糸町駅のときは)「処分はなかった。不均衡だ」と訴えた。
・(指令に連絡すればトイレに行っていいという会社側の主張について)組合は「遅延す る上、遅延の理由が運転士のトイレだとする案内放送が流れたこともあった」と指摘。
・組合は「トイレの不安から食事をしない運転士もいる。精神的に追い詰められている」と 主張した。

 組合の主張が正当であることが、完全にはっきりした。職場から声を上げ、処分撤回まで全力で闘おう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る