就業規則改悪の強行を弾劾する
闘いはこれからだ!
本日10月1日から、CTSで新就業規則が適用されます。違法・脱法のかたまりである新就業規則など無効であり、撤回あるのみです。
働く者の雇用と生活を安定させるために「5年を超えたら無条件で無期雇用に転換する権利」(無期転換権)が労働契約法という法律で決まりました。CTSは、この無期転換権を否定するために「契約社員・パート社員(有期)の雇用期間は最長で5年間とする」という一文を書き込んだのです。労働契約法の抜け穴を使い、それを逆手にとった、とんでもない脱法行為です。
黙っていればどうなるか・・
早い人では来年度から無期雇用にむけた「申請」「面接」「判定」が始まります。会社はさしあたり「これまでの更新基準と同じ」「65歳まで就労する意思確認をするだけだ」と団体交渉で回答していますが、まったく油断はなりません。われわれが黙っていれば「会社の経営状態」「業務量」「勤務態度や能力」といった口実をこじつけ、会社の都合のいいように首切りを狙ってくることは間違いありません。
契約・パートの仲間こそ、日々の仕事を支えてきたCTSの主力です。家族があり、生活もある生身の人間です。会社が「使い捨ての道具」のようにあつかうことなど絶対に許せません。新就業規則との闘いは、いよいよこれからが本番です。
CTSは違法・脱法な新就業規則を撤回し、希望者全員を無条件で無期雇用にせよ! 正社員にせよ! 生きていけるだけの賃金を出せ!
非正規でも闘えば勝てる!!
今年2月の「提案」以来、CTSの全職場からわきあがった怒りの声は、会社をギリギリまで追い詰めてきました。CTS本社は、当初案をいったん撤回し、大幅な修正をせざるをえませんでした。
非正規雇用が3分の2を占める職場で、いったん出した「案」を会社にひっこめさせたのは、世の中全体を見渡してもほとんど例がないことです。現場で働く労働者が一致団結すれば、会社を震え上がらせるだけの力があるのです。
2009年に千葉車両整備からCTSになり、JR東日本の100%子会社になってからCTSの労働条件はほんとうに悪くなりました。次々と作業手当が削減され、手取り額は激減し、要員もギリギリまで削られて日々の仕事さえ回らないのが現実です。
削られた賃金は、どこに消えたのか。JR東日本が、すべて吸い上げているのです。高給の天下りポストだけは確保しておきながら、業務委託費を極限まで削り、下請け会社を食い物にして、株主や、一部の幹部社員だけが利益をむさぼるような会社に未来はありません。
契約やパートの賃金が安いのは当たり前ではありません。一握りの人しか社員になれないのも当たり前ではありません。奪われたものを奪い返し、安心して働き続けられる職場をつくるために、さらにさらに職場から闘いの火を燃え上がらせよう。
CTS労組3役の責任はあまりにも重大
いったい誰が、こんな違法・脱法の就業規則にゴーサインを出したのか。いつ、どこで妥結することが決まったのか。修正提案の中身を知らせることもなく、職場で意見を聞くこともなく、一度の職場集会を開くこともないままに独断で会社と妥結したCTS労組3役の責任はあまりにも重大です。
会社のいいなり、組合員無視のCTS労組と、今こそ決別しよう。「他力本願」や「幹部まかせ」では、職場はよくなりません。私たち自身の力で職場に闘う労働組合をつくろう。職場の仲間のために、まじめに活動する労働組合がいまこそ必要なときなのです。
CTSと同じ攻撃が、JR関連の車両整備会社はもとより、あらゆる会社で始まっています。攻撃の矛先は、契約・パート、派遣労働者だけではありません。安倍政権と財界は今、「働き方改革」と称して残業代ゼロ法案や、「解雇規制の緩和」(正社員でも簡単に首が切れるようにする規制緩和)を全力で進めています。なによりもJR東日本こそ、労働者の権利や労働条件破壊の先頭に立っている会社です。
闘う労働組合がなければ生きていけない時代が始まっています。動労千葉に加入し、ともに闘いましょう。 |