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「休日またがり」勤務の作業ダイヤ改悪を提案

CTSは夜勤者を殺す気か!

 賃金同じ 実労働は2時間〜3時間増し

 就業規則改定をめぐる職場説明会でCTS(千葉鉄道サービス)は突然、とんでもない作業ダイヤ案を示した。絶対に許すことはできない。「なんで同じ賃金で作業時間が延びるのか」「家にいられる時間が、ほとんどなくなる」「そんな中途半端な時間に出てきて何やるんだよ」「連続夜勤やったことがない奴らだから、こんなことが平気で言えるんだ」「一度、あいつらにやらせてみればいいんだよ」。職場は怒りで沸騰している。

「時給制」こそ諸悪の根源

 約6年前、エルダーでCTS清掃部門に出向した動労千葉組合員の指摘で、「休日またがり」部分(休日の0時〜終業まで=上図B)を休日臨時勤務の扱いとさせ、基本賃金(上図@)とは別に割増賃金(135/100)が支払われてきた(上図A)。実際に休日に食い込んで働いているのだから当然だ。
 こうした「休日またがり」勤務では、所定労働時間(0時までの労働時間=上図A)はその分、短かくなるが、賃金が月額給のため、そのまま全額が支払われていた。
時給制に変更されたら、所定労働時間(A)が短くなれば、その分しか賃金は出ない。所定の労働時間(7時間半)をこなすためには、上図の例でいえば2時間半も前倒しの出勤となる。
まさに時給制導入は、会社が賃金をカットする場合の常套(じょうとう)手段だ。CTSは時給制導入をやめ、従来どおりの取り扱いに戻せ!

人間は昼働いて夜寝る動物だ

 3連続夜勤や、職場によっては4夜勤・5夜勤の職場もある。こんな働きかたは、人間の生理的限界を超えている。まともな睡眠がとれず、いつも眠く、体は重い。「休日」と言っても深夜2時ごろまで働いた後の「インチキ休み」だ。ぐったり眠って、気がついたらもう夕方。次の日は、もう仕事。これが日勤や徹夜だったら最悪だ。実際、完全に労働から解放される日は、月に何日かしかない。
 人間の体は、昼間に活動して、夜は休むように昔からできている。寝るべき時間に寝なければホルモンのバランスが崩れる。体の調子を整える自律神経の失調症、高血圧や心筋梗塞(こうそく)・脳梗塞、発ガンのリスクにさえなるという研究結果もある。実際にCTSでは、ようやく65歳で退職したと思ったら、その直後に亡くなる先輩も数多い。寿命を切り売りして賃金を得ているようなものだ。
 このうえさらに体を休める時間を削って労働時間を伸ばすなど絶対にありえない。

闘う労働組合がなければ殺される時代

 組合員討議にかけることもなく、こんな重大な不利益変更を丸のみしたCTS労組執行部の責任はとてつもなく重大だ。「こんな勤務シフトでは通いきれない」という仲間も多い。職場をやめざるをえなくなったら、いったいどう責任をとるつもりなのか!
組合員の意見を反映するのが、組合執行部の任務ではないのか。提案内容も伝えず、職場討議を一度たりとも行わず、ごく一握りの執行部が独断で提案を受け入れることなど、どうして許されるのか。CTS労組には組合民主主義のかけらもない。
闘う労働組合なしには、まともに生きていくことはできない。「執行部だのみ」の他力本願では職場は一ミリも良くならない。全員が勇気をもって声をあげてこそ、初めて怒りは力になる。全員が声をあげ、本物の闘う労働組合をともにつくろう。
 職場の仲間を裏切ったCTS労組と決別し、動労千葉に結集しよう。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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