JR貨物
夏季手当
「1.5箇月」の超低額回答を弾劾する!
JR貨物は6月17日、「『中期経営計画2016』の最終年度として…諸改革を推し進め、平成28年度の鉄道事業黒字化達成」へとして、2016年夏季手当に関しても、基準内賃金の1.5箇月(支払日、7月8日)という超低額回答を行った。
断じて認めることは出来ない! 期末手当は、月々の赤字を補てんする生活給そのものである。子供の学校、親の介護、家のローンもある。年をとれば、体のあちこちにガタがきて病院代もままならない。なにが「賞与」だ! ひどいときは1.1箇月、1.36や1.48箇月だと、いつまでこんなことを続けるのか!
「17年連続のベアゼロ」、「度重なる期末手当の超低額回答」、「55歳からの基本給3割ダウン」は、貨物に働く労働者の生活破壊そのものだ。
闘いの原点、怒りをもって
日貨労は、「(決算の)好成績の裏には組合員のガマンと犠牲がある…今までの苦労に会社は応えるべき」「これからも鉄道事業部門の黒字化に向けて組合員の苦労は続くが」というが、おかしくないか! 働けど働けど、長期債務の返済と線路使用料にもっていかれてしまう。国鉄分割・民営化の矛盾が今の現実の根本にある。
「鉄道事業部門の黒字化達成のために汗を流し、血を流す」のは、誰のため? 分割・民営化に率先協力した未来永劫消えることのない罪を隠すために、日貨労は組合員に「ガマンと犠牲」を強いているのである。
利益が上がろうが、上がるまいが「食っていける賃金よこせ!」と、労働運動の原点に立ち返って、怒りを持って闘いをつくりだそう! 闘いは「いまから・これから」、全国の貨物職場に動労総連合を建設しよう。
安心して働ける労働条件の確立を
第25回貨物協議会総会
貨物協議会は5月22日、第25回総会を開催しました。総会議長として石川支部長が議事を進行しました。冒頭、佐藤貨物協議長が、「ざっくばらんに、何でも意見を出し合い、知恵を出し合い、闘う方針を確立しよう」とあいさつ。本部を代表して田中委員長から、「春闘では、今の状況を打開する第一歩として貨物も6年ぶりにストライキを貫徹した。今日の総会で団結を固め、動労千葉の闘いの先頭に」と、激励を受けました。
この間の総括、当面する取り組みが提起され、大竹副委員長から貨物をめぐる動きについて、岩井乗務員分科会長から職場の諸問題解決に向けた提起が行われました。
質疑応答の後、団結して、助け合って、安全で安心して働ける職場づくりへ、元気よく団結ガンバローを三唱し、総会は大成功理に終了しました。その後の親睦会も、大いに盛り上がりました。
出された主な意見
@内勤で、年休(が取れない)の消化が出来ないのは問題ではないのか。
A55歳での基本給3割カットを早く打開してもらいたい
B今の運転士の労働条件では、とてもじゃないが65歳まで働くのは無理がある。
C運転士で嘱託となった後、降りたい時に行くところがあるのか。等々…。
なんといっても一番の問題は、高齢者対策の確立です。そのためにも、貨物における反合・運転保安闘争の再確立へ向けた闘いを貨物協議会の最重要課題とし取り組んでいきます。
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