home page 日刊動労千葉 前のページに戻る

No.

安全崩壊の外注化―非正規職化を突き崩そう!

―第27回車両技術分科会 定期委員会開催―

JR―CTSを貫く闘いの展望を大きく切り拓いた一年間!

 第27回車両技術分科会定期委員会が、2月11日(木)DC会館で開催された。

外注化粉砕闘争を継続して 、
    職場と仕事を元に戻そう!

 委員会は、議長に川村委員(幕張)を選出したあと、冒頭あいさつに立った半田会長は、「分割・民営化後、あらゆる職場が外注化され、協力会社では多くの社員が負傷、死亡している。分社化や非正規職化とは労働者を奈落の底に突き落すものだ。軽井沢の高速バス事故では、乗員・乗客十五名の命が失われた。これも同じ根を持つ。乗客の生命を守る。労働組合として闘いの意義が問われている。外注化を粉砕して組織拡大を実現していこう」と、力強く全体に訴えた。
続いて、来賓として本部・田中委員長より、一六春闘の焦点をCTSと貨物にあてて闘うこと、JR―CTSを貫く闘いの成果と展望を含めて展開された。
 さらに、動労水戸の杉井さんから、動労水戸結成30年となる本年の闘い―ライフサイクル反対の3波にわたるストライキは、会社と東労組に多大なダメージを与え、職場の中にうねりを巻き起こしている報告がされた。
 委員会は、本部・川崎書記長より、千葉派出が出動要請により担当した「勝浦でのブスヒューズ交換作業」団交の報告を受けて、質疑に入った。


外注化粉砕・組織拡大に向けてがんばろう!

 【質疑での主な質問・要望】
◎佐倉で快速列車が併合できない事象が発生した際、処置対応について指令も乗務員もわからない。現場到着途中まで説明をし、やり直した結果、併合OKとなった。現在の養成体系が、駅→車掌→乗務員となっていることから、検修職を経験しない弊害が出ている。本来の検修職を経るラインに戻さなければならない。
◎一40枚ものドア交換を行っているが、本来、出場から出場まで保たなければいけない。ドア検査1〜2年の経験で、その業務を担当させられている。おかしいのではないか?
◎車両のスカート(車両前面下部にある衝撃破損防止器具)曲がり直しなどの修繕について、現場と工場側、区分や基準はどうなっているのか?
◎乗務員の座イス対応で出ることがあるが、座面がやせていることすら理解していない。何でもあげるという風潮はどうしたものか?
◎209系車両のパンタグラフの主バネ交換作業について、作業担当はどうなっているのか?
◎電気連結器の押し棒の固渋により、フタが開けっ放しとなる事象が発生している。対策が画一的になっている。以前は、こういうやり方はしていなかった。
◎水戸支社で、構内脱線事故が発生したが、会社側はこれを重くみているようだ。事故は、本体であるJRと委託先であるMTSの業務の狭間で発生している。外注化の矛盾から起こったものだ。
以上のような質疑応答を経て、満場一致、JR―CTSを貫く闘い、外注化粉砕―組織拡大に向けて闘い抜くことを採択した。

◎3・11反原発福島行動16

日 時 16年3月11日(金)13時〜
場 所 郡山市・開成山公園野外音楽堂
主 催 3・11反原発福島行動実行委
行動予定 13時〜 反原発を闘う団体・労働者からの発言
15時〜 デモ行進
※全ての原発廃炉!被曝労働拒否!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
ページの先頭に
前のページに戻る