乗務員分科 16年の課題と抱負
定年延長と65才まで働ける労働条件を!
ローカル線切り捨て、ワンマン運転の拡大を許すな!
JRでの組織拡大を必ず実現しよう!
3月ダイ改合理化粉砕、反合・運転保安確立、行路緩和実現、ワンマン運転廃止に向けて、乗務員分科会及び支部からの闘いの決意を寄せていただきました。 (文責・編集部)
◎乗務員分科会
2016年を迎え、動労千葉乗務員分科会は、昨年11月に採択された運動方針を基に反合・運転保安闘争に早急に立ち上がらなければなりません。
この間、京浜東北線川崎駅構内脱線事故をはじめとするJRで続発する事故。一歩間違えば大惨事となる今までには考えられない事故が多発しています。
また、輸送混乱時の対応や夜間作業の遅れによる初電列車の抑止、人員不足や技術力低下は目に余るものがあります。
1月15日未明に発生したスキーツアーバス事故等々ありとあらゆる業種で安全が完全に崩壊しています。結果、尊い命が奪われています。
我々は、こうした現実を決して看過してはなりません。原因の根は同じです。規制緩和がもたらす過剰競争による徹底したコスト削減、労働強化、更に非正規雇用や外注化が追い打ちをかけ労働者を極限まで追い込んでいます。
この現状を打破する為には、労働者が安全闘争に立ち上がることです。思い起こして下さい。2005〜07年にかけてたび重なるレール破断に対する安全運転闘争を。結果、千葉支社管内数百キロメートルのレール交換を実現したではありませんか。
我々は、この一年を総力をあげて常に「安全」を意識し「安全」にこだわり全力で闘いを展開しよう。
◎千葉転支部
2016年の課題と抱負は、今年から本格的に始まる大量退職・再雇用問題が大きな課題になると思います。定年延長と65才まで働き続けられる労働環境を目指したい。
また、ローカル線の削減と廃止・ワンマン運転を進めようとするJRの施策に対し、地域の皆さんの為と自分たちの働く職場が無くならない様に、絶対反対の立場で闘ってゆきたいと思います。
◎木更津支部
久留里線のワンマン運転が強行されて3年が過ぎましたが、やはり見切り発車でワンマン運転の為に我々が要求してきた問題も一切実施されていません。スイカが使えない。ホームの段差の問題、ホームの照明。ホームミラーは雨が降ると水滴でまったく見えない。他にも様々な問題だらけの中、信じられない事が起きました。久留里駅にて、後部運転台外側に学生が掴まったまま運転する事態が起きました。ワンマン運転でなければこんな大問題は起こらなかったはずです。
◎銚子支部
昨年の特急列車、削減・廃止と地域と共に闘ってきました。今年のダイ改提案ではさらに労働条件が悪くなっています。
春闘では、特急列車の復活と、これ以上のローカル線の切り捨てを許さず、闘ってゆきます。
◎鴨川支部
鴨川支部の問題点は多々ありますが3点程にしぼってあげたいと思います。
第一に、地方ローカル線切り捨てという問題で昨年のダイ改により鴨川までの特急が減らされ勝浦以南の住民は非常に不便になりました。この流れは内房線を見てもわかる様に房総南線(安房鴨川―館山間)のワンマン化も含めJRは押し進めてくるだろう事は十分に考えられます。人として田舎でも暮らしていくためにも闘って必ず止めなければなりません。
第二に、退職者がエルダーとして希望する近場には行ける所がない事です。人事課の連中は、平然と「一般の人を使った方が安く済む」とまで口にしています。
第三としては、度重なるダイ改によって長時間の勤務が増え、我々のみではなく若い連中でさえ疲れるとの言葉が口から出ている状態です。なんとしてもこれを跳ね返し、65才まで働けるようにしなければならない。
これらの諸問題に立ち向かう為にも組織拡大に向けて支部組合員一丸となって闘ってゆきたいと思います。
◎佐倉支部
前回のダイ改では残念ながら成田線と鹿島線の特急列車が全廃されました。佐倉支部としては、復活に向け地域の人たちと連帯して粘り強く行動してゆかなければと思っています。
現場関係者については、ダイヤ改正及び職場や常務区間などの問題点をみんなで共有化して乗務環境を改善してゆきたいと思います。そして一番重要なことは、動労千葉の活動や信念が若い人たちに共感され理解されるように全力で闘い成果を上げてゆくことが組織拡大にも繋げると確信します。
◎津田沼支部
JRの現状は、安全の破綻に突き進んでいます。検修や駅業務等各部門の外注化によって重大事故が多発しています。しかも、ダイ改のたびに乗務員の労働条件は悪くなり、若い運転士からも「きつくなった」という声がいたるところであがっています。
今ダイ改における問題点を徹底的に調査し、JRを追及していく決意です。全支部一丸となって闘いましょう。
◎京葉支部
蘇我運輸区でもダイ改によって全ての行路がひどくなった。今ダイ改でもしっかり声をあげていきたい。CTSに続き、JRでも組織拡大を勝ち取りたい。 |