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JR東日本は、解雇撤回・JR復職をすべき法的責任がある
新年の挨拶 ―― 動労千葉弁護団長 弁護士 葉山 岳夫 

 動労千葉弁護団を代表して2016年新年のご挨拶を申し上げます。
2015年6月最高裁は、国鉄改革法の違憲、高石さん、中村さんたちの解雇撤回を認めない反動判決を出しましたが、鉄建運輸機構側の上告も退け、不採用基準の策定とこれに基づく清算事業団送りについて不当労働行為とした高裁難波判決が確定しました。多くの国鉄闘争裁判の中で不採用基準について不当労働行為を認めた唯一の判決です。国鉄闘争全国運動の前進と10万1235筆の署名を8回にわたって最高裁に突きつけたことが反動判決とはいえ、画期的な成果を獲得した大きな原因です。違憲、違法な国鉄改革法でもその23条5項では、採用に関する設立委員の行為は、JRの行為とすると規定されています。斎藤英四郎設立委員会委員長が葛西敬之や井手正敬と共謀して策定した不採用基準が不当労働行為なのでJR東日本は、解雇撤回、JR復職をすべき法的責任があることは、当然です。
 今年を、労働運動の力で1047名闘争として、解雇撤回、JR復職の闘いに勝利する年にしましょう。闘いはまさにこれからです。安倍政権の安保関連法・戦争法強行採決にいたる暴挙は、全人民の憤激の嵐を巻き起こしました。今年こそ安倍打倒の年にしましょう。
中東情勢、北朝鮮などアジア情勢を見るとき、第三次世界大戦の危機が迫っています。この帝国主義侵略戦争を阻止する力は、労働者階級のゼネストをはじめとする闘いと国際連帯にあります。動労千葉は、ゼネスト闘争を闘う韓国民主労総、ドイツ、アメリカ、トルコの労働者と固い国際連帯を勝ち取っています。
 そして、外注化阻止の10・1〜2のストライキを打ち抜き、11・1全国労働者集会の成功を勝ち取り、CTS労働者11名を獲得しました。今年こそJR労働者への組織拡大の年です。
JRは、分割・民営化の破綻・崩壊の危機に直面しています。この情勢の中で動労千葉の反合理化・運転保安闘争の正しさが実証されています。今年は、動労総連合の全国的結成の嵐のような成功が勝ち取られるでありましょう。
 第2の分割民営化攻撃である外注化、非正規職化攻撃との全面的な対決の年です。各職場、生産点での闘いが決定的ですが強制出向無効、取り消し裁判闘争も
重要です。
 動労千葉の一層の組織拡大と国鉄闘争全国運動の一層の発展、動労総連合の全国的結成のために、闘いはまさにこれからです。弁護団は、皆さんと連帯して闘い抜く決意を表明してご挨拶に代えます。

新支部長紹介A

大量退職問題と闘い組織拡大へ
鴨川支部長 都崎 恒夫

 第21回支部大会において、新支部長に選出された、都崎恒夫です。よろしくお願いします。
なによりも大量退職問題=働く場所の確保へ、本部と共に全力で取り組みます。
昨年3月ダイ改では地域のみなさんと一体となって闘いました。それ以降も各地域での集会が成功しています。房総南線のワンマン化の動き、ローカル線廃止攻撃と、さらに怒りの声を組織していきます。
全力で闘い、組織拡大をかちとります。

三里塚闘争50周年を迎え
1・10反対同盟団結旗開き

 動労千葉の団結旗開きの翌10日、三里塚芝山連合空港反対同盟の新年団結旗開きが開催されました。
「2016年、反対同盟は安倍政権打倒へ総決起することを宣言する。三里塚闘争50周年を迎えるこの2016年は、間違いなく歴史的な一年になる・・正義は我にあり。『農地は命』『この地で農業を続ける』という市東さんに続く新たな農民決起を、周辺住民とともに生み出し、軍事転用のための第3滑走路計画を絶対に粉砕しよう。戦争と改憲、弱者切り捨て、TPP推進の安倍政治を一刻も早く止めなければならない。安倍打倒が市東さんの農地を守る道だ。国会闘争、辺野古新基地阻止、反原発、そして三里塚で、力強い大衆運動を作り出し、団結して安倍打倒へ総決起しよう!3・27全国総決起集会へ結集しよう!7・3三里塚50周年の集いの歴史的成功を勝ち取ろう!」と、高らかに2016年闘争宣言を発しました。
旗開きの前には、新年初の敷地内デモが闘われました。農地死守へ、動輪旗が翻りました。三里塚と動労千葉、労農連帯の真価をかけた決戦の2016年の闘いがスタートしました。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
 
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