第30回動労総連合定期全国大会を開催
新たに3組合が加入し歴史的大会としてかちとる!
次期大会までに、三桁の組織拡大の実現へ闘う!
動労総連合は、12月5日〜6日、千葉市・DC会館において、第30回定期全国大会を開催した。今全国大会は、動労神奈川、動労総連合・新潟、動労福島の3組合が新たに加入する中での大会となるなど、動労総連合にとって歴史的大会となった。そして大会では、「動労総連合を全国へ!」の旗印を高々と掲げ、JRーグループ会社での闘いを強化して正規・非正規の壁を打ち破る闘いに全力で決起し、来年の大会までに三桁の組織拡大を実現すること、こうした闘いを貫き、業務外注化ー非正規職化粉砕、戦争と改憲の安倍政権打倒に向けて全力で闘いぬく方針を満場一致で確立した。
年間で三桁拡大、産別労組をつくろうー田中委員長
大会は、荒井秀雄代議員(千葉)を議長に選出して議事が進められ、
冒頭、田中委員長から、
「戦後の国鉄労働運動は、国鉄総連合としてスタートした。現在の動労総連合は過渡的形態であり、JRにおける産別労働組合としてつくりあげ、あらゆる職種の労働者が結集できるようにしたい。分割・民営化以降、労働者の権利が打ち砕かれ、戦争が現実化する時代になった。こうした時代こそ労働運動再生のチャンスだ。来年11月30日で結成30周年を迎える。この1年間で三桁の組織拡大を実現しよう。
1047名闘争では、JRに採用を求める申し入れを行った。JRへの採用を求める新たな署名運動を呼びかけることとする。
パリでの襲撃事件の原因は、米仏等帝国主義が戦後数十年間、中東での戦争と虐殺を行ってきたことが『イスラム国』を生み出し、襲撃事件を生み出した。全ての原因は帝国主義にある。
16春闘は、グループ会社での格差・貧困、非正規撤廃に向けて全力で闘う。『動労総連合を全国へ』をさらに進めよう」とのあいさつが行われた。
執行部より、経過報告、会計報告、会計監査報告が行われた後、15年度運動方針案、予算案が提起され、質疑応答が行われた。
全代議員からの意見で活発な質疑応答が行われる
◎西日本のメンテックで1名の組織拡大を実現した。さらに拡大をめざしたい。
◎広島印刷所廃止攻撃絶対反対で闘う(広島)
◎TTSの団交で低賃金を追及している。
◎3年間で、プロパー養成がほとんどできない状態だ(高崎)。
◎清掃で1名が加入した。今後も頑張る。
◎青年部結成に向けて議論を重ねてきた。青年部担当を決めてもらいたい。
◎青年がライフサイクルの対象にされようとしている。絶対に阻止する(水戸)。
◎JR関連で働いているが、11万円しかいかない。今後、団交で追及する。
◎組合を結成し、闘うことで解放感がある(福島)。
◎青年部の意義について議論してきた。会社の攻撃は青年が焦点。組合を作り上げるために青年部が頑張る(千葉)。
◎組合掲示板を要求して闘っている。
◎3ヶ月の使用期間後解雇通告された。解雇撤回まで頑張る(新潟)。
◎既成の組合は「物言う組合はいらない」という対応。闘う組合が本当に必要だ(神奈川)
活発な討論が行われた後、本部からの答弁が行われ、全員の拍手で方針案が採択された。
また、新たに組合が加わったことから執行委員の補充が行われ、新たに動労総連合・新潟の星野文男委員長が選出・信任された。そして、動労総連合青年部の設置に関する規約改正が承認された。
大会宣言が高らかに読み上げられた後に採択され、最後に、石井副委員長から閉会あいさつが行われ、田中委員長の団結ガンバロー三唱で第30回動労総連合定期全国大会は成功裡に終了した。
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