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京葉でんしゃまつりで無理やり年休強要
CTSは謝罪し年休を返せ!

会社都合休業の年休振り替えは違法

「年休を取らないのか? 仕事がないぞ。みんな休むぞ」

 京葉車両センターで11月7日に行われた「わくわく京葉でんしゃまつり」に関連してJR千葉鉄道サービス(CTS)京葉事業所の労働者の多くは、当日は休みになると説明されていました。
しかし実際の11月の勤務シフトは出勤となっていました。ところが直近になって小澤副所長が「年休を取らないのか? 仕事がないぞ。みんな休むぞ」と、有無を言わせない雰囲気で迫り、 当該の労働者は年次有給休暇を取得するための押印をせざるを得ませんでした。
直後から複数の労働者から動労千葉へ「おかしいのではないか」と相談が寄せられました。

会社都合休業は賃金支払い

 年休(年次有給休暇)は、労働者が自由に使える休暇を有給で保障するもので、法律の必要条件を満たすと当然に労働者に発生する権利です。決して会社から恩恵的に与えられるものではなく、労働者の法律上の権利です。正社員だけでなく契約社員やパートも同じように年休権はあります。
そして労働者が各自でいつ休むかを具体的に指定できる権利です。会社都合の休業を年休に振り替え、強制的に年休を使わせることは労働基準法違反です。
労働者側に働く意思があるにも関わらず、使用者の責任に帰すべき理由でそれが不可能となった場合は、民法上、労働者は賃金全額を受ける権利を持っています。また労働基準法も休業手当を規定しています。今回の件は、会社側に賃金支払いの責任があります。

 CTSは謝罪と回復措置を

 動労千葉が11月6日に竹尾所長に連絡し「年休の取得強制はおかしい」と伝えたところ、所長は「出勤」に同意し、2人の労働者が当日、出勤することになりました。
いずれにしてもCTS京葉事業所が、会社都合の休業を年休へ振り替えることを画策し、労働者に年休取得を強制した事実は消えません。完全に労働基準法違反の犯罪です。
CTS及び竹尾所長と小澤副所長は、素直に非を認め、きちんと謝罪し、法律違反を回復するための必要な措置をとり、京葉事業所で働く労働者に丁寧に説明を行う責務があります。

おかしいことを「おかしい」と言える職場に

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!

 
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